円相場 107円台半ばに値上がり 1年5か月ぶり

円相場 107円台半ばに値上がり 1年5か月ぶり
週明けの11日の東京外国為替市場は、アメリカが追加の利上げに慎重だという見方からドルを売って円を買う動きが一段と広がり、円相場は一時、1ドル=107円台半ばとおよそ1年5か月ぶりの水準まで値上がりしました。
11日の東京外国為替市場は、朝方からドルを売って円を買う動きが強まりました。このため円相場は一時、1ドル=107円台半ばとおよそ1年5か月ぶりの水準まで値上がりしました。
円高ドル安が進んでいるのは、アメリカの中央銀行FRBが追加の利上げに慎重だという見方が広がり、利回りの上昇が見込みにくいとしてドルを売って円を買う動きが出ていることなどによるものです。市場関係者は「来月の伊勢志摩サミットを前に、議長国である日本が市場介入に踏み切るのは難しいだろうという観測から、投機的に円を買う動きも一段と広がっている」と話しています。