読書は嫌いでなくとも、苦手にしている人は多いでしょう。日本人の平均読書量は1月あたりたった1冊です。
2冊、3冊読めば読書家と呼ばれ、7冊読む人はなんと日本の上位4パーセントに入る程の読書をしている計算になるんですよね。
しかし、ただ読書を続けるというのも飽きてしまいますよね?だったら、こちらの本を読んで見てはどうでしょうか?
でもこの二つの本、結構タイプが違う感じ。最初の成毛さんの本はどちらかというと、スピード重視型、後に紹介する樺沢さんの本は熟読型。
共通するのはどちらも、本を多読することで人生は大きく変わるという事を言っている点。月いくら読書に投資してるかで、いかに将来の年収が変わるという事に関しても言及しているのところは興味深い。
今のまま知識を蓄えることなく生きていくことが、格差を広げ中流で生きる事すら難しい時代。知識をマネタイズする力を高め、将来に備えることが大事のようですよ。
さらにIQ。先天的なものと考えられがちな知能指数ですが、実はそれだけでもなさそうで、研究者も言っていることですが、如何に多くの読書をするかというのが、IQを高める条件になるのだそう。
自分だけで考えたことなんてたかが知れていますから、賢人の知恵のエキスである本を読めば読むほど知能を高めることが出来るんです!
そんな良いことづくめの読書ですが、まずは、本を読むための準備をする必要はあります。それは読書のプロがどのようにして効率的に多読しているのかという事です。
おすすめの自己啓発本!これを読んだらあなたも一流の読書家に成れるかも!?
本は10冊同時に読め!/極端な読書がカッコいい。本に対する認識を変えてくれる本
元マイクロソフト社長という輝かしい経歴を持つ成毛眞さんの本。タイトルが超過激ですよね。猿て・・・・。しかしこの方超絶カッコ良い。考え方がほんとに極端なんですよね。僕断言する人って大好きなんですよ!
まえがきの
何か行動を起さない限り、確実に「庶民」以下の暮らしを強いられることになる。(中略)それでもかまわない人は、この本を読む必要はない。買うのをやめて吉野家にでも行けば、大盛りの牛丼を一杯食べられるだろう。
成毛眞著-「本は10冊同時に読め!」より引用
という文言に面喰ってしまい、思わず手に取って読んでしまいました。人の歯に衣着せぬ文章を読み進めているうちに、すっかり彼に惚れ込んでしまったのを覚えてます。
どういう読書方法か・・・?
タイトル通り多読です。限られた時間の中で如何に多くの本を読むか?という事に焦点を当てています。
すきま時間を上手く使う方法であったり、読書のモチベーションを落とさない為に同時にジャンルの違う本を読むことだったり。
多くの人は本を最後まできちんと読まなければならないと思っています。彼は月50冊ほど読むらしいですが、最後まで目を通すのは月10冊ほどとのこと。
本は、すべてオリジナルのことを書いているわけではないので、似たようなことを書いていることも多々あるし、興味のないこと、読むほどでもない章というのはどうしてもあるわけですよ。そういうものまでわざわざ目を通すことは時間の無駄だと言っているのですね。
使える金をすべて本につぎ込む。その価値が本にはある!
20代からコツコツ貯金をしている人が多い。節約をしたり投資をしたり、マネー関係のセミナーに参加して勉強したりする人もいる。これこそ死んだ金の使い方だと思う。
成毛眞氏著-「本は10冊同時に読め!」-「使える金」はすべて本に注ぐ!より引用
えええっ!そうなの??セミナーとか言った方がいいのかと思ってた。とまあ、これ見ただけでも極端だなと分かるでしょ?
そんな金があるなら書店へ行って本を読めと言っています。この方は本の買い方も豪快で、気に入った本があると、本棚の端から端まで大人買いするなんてこともあるらしい。読む本の数が違うんです。
使える金はすべて本に注ぐことは流石に普通の人には出来ませんが、読書量と年収は比例するという調査もされています。
例えば2009年の日本経済新聞社産業地域研究所の月額書籍購入費の調査(中略)20代~30代の年齢層を見ると、年収800万円以上の人の月額書籍購入費は、2910円。2006年次の調査と比較して19%増になっています。
年収400万円~800万円未満の人たちは、2557円で23%増。
400万円未満の人たちは、1914円で24%減、という数字が出ています。
樺沢紫苑氏著-「読んだら忘れない読書術」より引用
当然、お金に余裕がある人の方が沢山本を買えるというのもあるでしょう。ただそれを言うと卵が先か鶏が先かという事になる。
物事を解決する方法というのを沢山持っている人というのは強い。そういう人がビジネスにおいても成功するのは明白ですよね、ほとんどのことは既出事項なんだと思います
その解決の方法はすべて”本”に書いてあるか、少なくともヒントはあるものなのですね。
お金のこと言及してる点。
頭の中に知識を貯金しておけば、いずれ億単位のお金を稼げるようになる。毎年1億円ずつ貯金するのも夢ではない。知識や教養があれば、5億円や10億円を稼ぐのはそれほどむずかしくないのである。
成毛眞著-「本は10冊同時に読め!」より引用
ふぁ??!スケールでかっ!くそう俺もいつか・・・・!(ゲス)
「読んだら忘れない読書術」/インプットとアウトップとの大切さを学べる
僕もブログを書いていますが、ネタにはホンと毎日悩んでます。やはりインプットするという事が一番の解決方法、同じくらいアウトプットすることが大切なんですよね!
この本はアウトプットする事がいかに大事かということを脳科学的に説明してくれています。というのもこの樺沢紫苑さんは精神科医なんですよね。専門家
どういう読書術か・・・?
内容を覚えていなければ、速読しても意味が無い(中略)私は、読書の量よりも「質」だと思いますので、「速く読む」よりも「きちんと読む」ことを重視しています。
樺沢紫苑氏著-「読んだら忘れない読書術」より引用
読書は「たくさん読む」よりも「何を読んか」のほうが、10倍重要です。
樺沢紫苑氏著-「読んだら忘れない読書術」より引用
勘違いして欲しくないのはこの方も月に30冊以上の本を読んでいるという事。精読だからと言って、少なくない読書量です。さらに年に3冊ほどの書籍を出版し、専門の精神医学、心理学に関する事柄を毎日2500字程のメルマガを発行し、youtubeに動画を毎日投稿しているという超人的活動力。ネタ切れにならないのは、読書による圧倒的なインプットを続けているという事。
それを可能にしているのがこの方読書法。まず、読書術とは時間術だと言い切ります。
実はこの方、月30冊もの本をすきま時間だけで読んでいるのです。
さらに特筆すべきは、ただ読むだけではなく、読んだ本を自分の血や肉になる程精読し自分のものにしている点。
例えはSNSを活用した方法など、記憶に残すためにはアウトプットが必要だという事を繰り返し述べられていています。その理由として
さまざまな脳科学研究を集約すると、最も効果的な記憶術として「最初のインプットから、7~10日以内に3~4回アウトプットする」ということが明らかになっています。
樺沢紫苑氏著-「読んだら忘れない読書術」より引用
という事を言っています。
この他にも数多くのユニークな発想の読書術を論じています。詳しくはここでは書きませんがどれも、記憶力を助け、読書をより有意義にする方法が書れています。
やっぱりお金に関する事にも言及してる
年収1000万円になる為の方法は、1つのじゃないですよね。1000万稼ぐ方法を読書によっていくつも知っているという事が大切だという事を言っています。
なるほど!(ゴクリ)
まとめ
タイプがまるで違う2人ですが、隙間時間を有効に利用して読書している点では同じです。お二人とも人生を豊かにし、成功するため(ぶっちゃけお金持ちになる為)には圧倒的な読書が必要だよっていう点では一致しています。この先ずっと社畜でいるつもりならいいけど、そうでないなら彼らのようにたくさん本を読んで自分に投資していくことが重要だと思いました。
最近まったく読書してなかったので僕もまた読むことにしますw
(おわり)