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モウソウの森

モウソウ英語学習エッセイストマチルダが脱力と感動をお届けします。

外資系で英語の達人を観察して分かった意外なこと

英語学習エッセイ

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英語が公共語のうちの会社で、英語がうまくていつも耳がハートになってしまう人がいる。

しゃべっている声だけだと外国人みたい。

「は〜、こんなにうまくなれたらいいなー」といつもため息が出る。

 

でも帰国子女ではなく、大人になってから勉強した人なのだ。

海外に何年か赴任してたそうだけど、そんな人いっぱいいて、その中でも飛び抜けて上手。

 

ある日、その人はどこが違うのか冷静に観察してみた。

 

語彙と表現。

会社でみんなが使う表現や語彙はだいたい決まっているんだけど、その人からはあまり会社で聞かないものが時々出る。

家でも英語で経済誌とか読んでるのかな〜、という印象。

時々、なんだかアカデミックな雰囲気なのだ。

やっぱりインプットも続けているんだろうな。

でも、みんなの使う英語プラスαちょっとという感じ。

発音。

超絶なめらかで、なぜかcan'tはカント。

「イギリス行きました?」といつか聞いてみたい。

 

文法。

ここが一番驚いたところ。

あんなに自由自在になんのトピックでも話すので、さぞや文法もお得意なのでしょうと想像していた。

しかし、冷静に1文ずつ聞いてみると、簡単な文法しか使っていない。

すご〜く簡単な文法を自由自在に使いこなしている。

受験で出てきた複雑な構文なんて一切使っていない。

関係代名詞すらほとんど使っていない。

 

あ〜、簡単な文法だけでここまで話せるんだ!とビックリした。

 

まとめ

英語の達人は、語彙や表現がずば抜けて豊富な訳ではない。

複雑な文法を使いこなしている訳でもない。

限られた表現や単語を、簡単な文法で自由自在に繰り出してくる。

応用力なのだ!

その場にふさわしい表現や単語を素早く出せる。

 

冷蔵庫にある限られた材料を使って、素早く何通りもの料理を作れるようなもの。

逆にいうと、いくらたくさんの材料が冷蔵庫にあっても、使いこなせないと意味がない。

 

材料と調理法を一瞬で判断して素早く調理できるのが、達人である理由だと判明した。

語彙と文法の使いこなし力欲しい!

 

 

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