競泳 北島が引退表明「幸せな選手生活でした」
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競泳の北島康介選手が都内で記者会見を開き、「幸せな選手生活だった」と述べ現役引退を表明しました。
33歳の北島選手は10日午後、日本選手権の会場の東京辰巳国際水泳場で、長年指導を受けてきた平井伯昌コーチとともに記者会見しました。
スーツ姿の北島選手は「現役生活を退きます」と引退を正式に表明したうえで、「幸せな選手生活だった。平井先生がいたからこそ金メダルを取れたし、仲間がいたからこそ、やってこられたと思う」と心境を述べました。
印象に残っているレースについては「どれも思い出深いが、あえて挙げるなら北京オリンピックの100メートル平泳ぎだ。100%勝てるかどうか分からなかったなか、パーフェクトで会心のレースができた」と振り返りました。
また、2004年の流行語大賞にもなったアテネオリンピックでの「チョー気持ちいい」ということばについて、「泣きたかったのを我慢して言ったことばだったので流行語大賞をとれたのが自分でも不思議だった」と笑いながら明かしました。
今後については、「指導者になりたいとは思わない。水泳界だけでなくスポーツ界に貢献したい気持ちが強い。自分が経営する会社で子どもたちに水泳を教えることは何年もやってきているので、そちらに目を向けることもやっていきたい」と話していました。
そして、オリンピックに出場する後輩たちに向け、「高いレベルの記録を出して選ばれたからこそ、戦う集団として誇りを持って悔いのないレースをしてほしい。萩野公介選手は僕なんかより優秀で、とんでもない選手だ。オリンピックで金メダルを取る感動を味わってほしい」とエールを送っていました。
一方、同席した平井コーチは「誰よりも立派な選手になってくれて誇りに思う。第2の人生も金メダルを取ってほしい」とにこやかに話していました。
スーツ姿の北島選手は「現役生活を退きます」と引退を正式に表明したうえで、「幸せな選手生活だった。平井先生がいたからこそ金メダルを取れたし、仲間がいたからこそ、やってこられたと思う」と心境を述べました。
印象に残っているレースについては「どれも思い出深いが、あえて挙げるなら北京オリンピックの100メートル平泳ぎだ。100%勝てるかどうか分からなかったなか、パーフェクトで会心のレースができた」と振り返りました。
また、2004年の流行語大賞にもなったアテネオリンピックでの「チョー気持ちいい」ということばについて、「泣きたかったのを我慢して言ったことばだったので流行語大賞をとれたのが自分でも不思議だった」と笑いながら明かしました。
今後については、「指導者になりたいとは思わない。水泳界だけでなくスポーツ界に貢献したい気持ちが強い。自分が経営する会社で子どもたちに水泳を教えることは何年もやってきているので、そちらに目を向けることもやっていきたい」と話していました。
そして、オリンピックに出場する後輩たちに向け、「高いレベルの記録を出して選ばれたからこそ、戦う集団として誇りを持って悔いのないレースをしてほしい。萩野公介選手は僕なんかより優秀で、とんでもない選手だ。オリンピックで金メダルを取る感動を味わってほしい」とエールを送っていました。
一方、同席した平井コーチは「誰よりも立派な選手になってくれて誇りに思う。第2の人生も金メダルを取ってほしい」とにこやかに話していました。
「一生尊敬する先輩」
北島康介選手の2歳下で、ロンドンオリンピックの男子400メートルメドレーリレーでは一緒に銀メダルを取った松田丈志選手は、北島選手の引退会見を会場で見守りました。
松田選手は「引退会見を絶対に目に焼き付けたいと思った。会見の冒頭で『今大会の競技をもちまして』ということばを聞き、聞きたくないような、言ってしまうのか、というような、ぐっとくるものがあった」と話しました。
そして、北島選手について、「偉大な選手だった。僕たちの世代は『北島選手のレベルに行くんだ、超えていくんだ、』という気持ちでやっていた。本人は『自分が水泳界に残したものはない』と言っていたが、選手一人一人に与えた影響は、計り知れないと思う。一生尊敬する先輩だ」と思いを話しました。
31歳の松田選手は4大会連続で出場するリオデジャネイロオリンピックに向けて、「今回の日本代表の中で、康介さんが水泳界に残したものをいちばん近くで見て、影響を受けた人間は最年長の自分だと思う。池江璃花子選手など若い選手に康介さんが残したものを伝えていくことが、僕のできることだと思う」と話していました。
松田選手は「引退会見を絶対に目に焼き付けたいと思った。会見の冒頭で『今大会の競技をもちまして』ということばを聞き、聞きたくないような、言ってしまうのか、というような、ぐっとくるものがあった」と話しました。
そして、北島選手について、「偉大な選手だった。僕たちの世代は『北島選手のレベルに行くんだ、超えていくんだ、』という気持ちでやっていた。本人は『自分が水泳界に残したものはない』と言っていたが、選手一人一人に与えた影響は、計り知れないと思う。一生尊敬する先輩だ」と思いを話しました。
31歳の松田選手は4大会連続で出場するリオデジャネイロオリンピックに向けて、「今回の日本代表の中で、康介さんが水泳界に残したものをいちばん近くで見て、影響を受けた人間は最年長の自分だと思う。池江璃花子選手など若い選手に康介さんが残したものを伝えていくことが、僕のできることだと思う」と話していました。