ルーキー荻野極、単勝433・9倍の人気薄で初勝利!大穴演出
2016年4月10日13時12分 スポーツ報知
今年3月にデビューした荻野極騎手(18)=栗東・清水久厩舎=が4月10日、阪神3Rをタガノインペーロで逃げ切り、通差29戦目で初勝利を挙げた。
15番人気の伏兵で制し、JRA新人騎手の初勝利レースの単勝配当では史上最高の払い戻しで、JRA史上8番目の単勝4万3390円の大穴デビューとなった。ウィナーザサークルで波乱を演出したことを聞かされると「すみません」と言いつつも「素直にうれしいです。今日は馬を前に出すことだけを考えて乗りました。ゴールまで(後続の馬の)足音が近付いてきて、『辛抱してくれ』という気持ちで乗っていました」と声を弾ませた。
デビュー6週目での待望の初Vに「長かったですね。美浦では木幡(巧)が4勝しているし、栗東でも坂井が2勝目を挙げていたので、『次は僕が』という気持ちで乗っていました。これからも頑張りますので、よろしくお願いします」と胸をなで下ろしながらも、すぐに気を引き締めていた。