日々、思うこと・・・
4月8日に、富士通時代に一番仲が良かった人から電話があった。息子が病に倒れたと。
掛ける言葉もない。
士業者として出来得る限りの助言をし、彼を励ます他しか術がない。出来ることなら、息子と代わってやりたいと言われたときは、その気持ちが分かるので、当職も思わず涙した。それでも、士業者は、決して泣いては、ならない。クライアントのために、最高の結果を出すことに尽力することが士業者である。それでも、クライアントではなく、友人である。
電話だったので、涙も堪えながら、取り敢えず普通に受け答えはしたが、彼の気持ちを考えるとやり切れなかったのである。
三つ子の魂、百までではないが、当職が富士通グループを退職したのは、平成5年12月であり、もう今から23年ほど前である。それでも富士通グループの皆さんとは交流があり、富士通サプライ㈱元社長からも年賀状を頂くのである。この彼も富士通㈱で支店長まで、なった人である。
8日も色々と話していたら、
「やっぱり、すげーな!」と言うので、「私が出来ることなら、何でもしてあげる!」と言った次第である。
病院の転院は、二人で話し合って止めたが、リハビリ施設については、今夜も孝三さんと何処が良いか話し合った次第である。
当職は、今回つくづく思い知ったのである。
金銭やその他で手当てできることは、本当の不幸ではない。
それでも、当職事務所に何箇月か手伝い来てもらっている間に、
「俺も、息子に半身不随になっても、言語障害になっても治った人がいると聞いているから、息子にもそう言っている。としの事務所に手伝いに行っていて、本当に良かった。」
どこのリハビリに入れるかも、今夜孝三さんとも話し合った次第である。
当職は、本当に無常の念を感じるのである。
玉木弁護士にいたっては、35歳で脳の血管が切れるなど、加重労働があったかも知れないと言われたのである。確かに、先天性奇形があったとしても、それが直ちに発症するとは限らない。余りに仲の良い近しい人なので、そこまでは言えなかったというか、驚愕して慰めるのが必死で思いが及んでいなかったのである。
当職とて、士業者である前に人間である。
自身の大切な人間関係の人達から電話があって、そんなに冷静にはなれない。
まずは、友人として悲しい思いを受け止めてあげていれば良いと思う。
当職の親友なのだから、法的手続きを行おうと思えばいつでもできる。
それよりも、彼と息子と一家を精神的に支えてあげたい。最高の環境を用意してあげたい。親友だから。
しかしながら、本当にどんな金持ちでも、自分の命は買えないのである。
当職は現在、54歳であるが、いまだかつて「人間ドック」など一度も行ったことがない(笑)。
それでも、1年に1度するくらいの血液検査は完璧で、主治医から「サイボーグ」と言われている次第である(笑)。
まあ、病は気からと言われているがその通りである。
当職は、眠らなければ平然と40時間くらい眠らないし、丸1日殆ど食べないときもある。眠らなければいけない、食べなけばいけないと思うから、ストレスが溜まるのである。
全てが、自分の心が赴くがままに。
脳に作用する化学薬品を飲んだ時点で、脳細胞の崩壊が始まっているのである。
だから、当職は決して処方されても飲まないのである。この賢い頭が馬鹿になったら、困るから。
人間は、ずっと寝なければ、いずれ眠たくなる。また、いずれお腹もすく。それで良い。
三食食べる必要性もないし、毎晩寝る必要性もない。既成概念に捕らわれるからストレスが溜まるのである。
眠れない夜もあって良い。食べれない日もあって良い。
人間なら、当然である。
当職は、どんなことが起こっても精神的に壊れない自信があるので、今ひとつ一般クライアントの気持ちが分からないところが、士業者として、拙い良くないと考えている次第である。