春野ユリ - HOW I WORK,仕事術,働き方,連載 11:00 PM
2016年米ライフハッカー編集スタッフの仕事術:ヘザー・ヤマダ-ホスレーの仕事術
敏腕クリエイターやビジネスマンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ番外編。米ライフハッカー編集スタッフが、それぞれの仕事術を紹介します。今日は私、ヘザー・ヤマダ-ホスレー(Heather Yamada-Hosley)の番です。
居住地:カリフォルニア州サンフランシスコ
現在の職業:フリーランス・ライター、NerdWalletのコンテンツ戦略担当
仕事の仕方を一言で言うと:着実に
現在の携帯端末:iPhone 4S(はい、はい。「古い」って言われるとわかってますよ)
現在のコンピューター:2012年版 MacBook 15
―― 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールはありますか?
使っているアプリは昨年とほとんど変わっていません。以下のアプリを愛用しています。
- 『Sunrise』:仕事用カレンダーと私生活用カレンダーと恋人との共有カレンダーを一カ所にまとめておけるのが便利ですし、外見も気に入っています。
- 『Breathe』:これを使って自分の感情と肉体の感覚をトラッキングしたり瞑想に使っています。
- 『SF Climates』:サンフランシスコの局地的天気を見ています。場所により本当に天気の差があるんですよね。2、3日前にもSF Climatesを見たらリッチモンド郊外とそこから10キロ離れたミッションとでは10度も気温差があることがわかりました。
- 『WhatsApp』:海外に住んでいる親しい友人たちにメッセ―ジ送るのに使っています。
- 『Mint』:出費をトラッキングして自分で設定した1カ月のバジェットの残高を確認するのに使っています。
そのほかには、『Google Docs』『Drive』『Spreadsheets』『Slides』『Forms』『Calendar』があります。Gmailは仕事にも個人的な作業にも日常的に使っています。
―― 仕事場はどんな感じですか?
正直言って、たいていベッドに座って仕事をしています。居心地が良いですし、近隣やプレシディオパークの一端が素晴らしい借景になりますから。
霧の晴れ間
―― お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?
ほとんど毎晩料理をするので、料理中に片づけもしてしまうことでしょうか。そうすると日々の時間がずいぶん節約できます。10代のころ母から料理を習っているときに一緒にならった習慣です。食材を火にかけて調理されるのを待つ間に皿を洗い始めるのです。不要なものはすぐにゴミ箱に捨てたり、使った皿を重ねておくことでカウンターを整頓しているので、調理場はかなり片付いています。すべて、とても基本的なことですが、習慣にすると夕食を作る所要時間にかなりの違いが出ます。
それから、新鮮なパスタが好きなら(ハイタッチ!)、ラビオリも作れるパスタメーカーを手に入れてください。パスタ生地と詰め物ができたら、2、3分で25個ぐらいのラビオリが作れます。手で作るよりすごく効率的なやり方ですし、店で買ってくるより安いです。私が使っているのはこれです。
―― 愛用中のToDoリストマネージャーは何ですか?
短期的な作業や、すぐにできてしまうような作業には『Any.Do』を、長期的な作業はデフォルトの『Notes』アプリでリスト化します。座ってじっくり1時間以上作業しなければならないような短期的な作業の場合はカレンダーをブロックします。何をするにも決まってこの3つを使っています。
―― 携帯電話とPC以外で「これは必須」のガジェットはありますか?
よく使うキッチン・ガジェットがたくさんありますが、どれがなくても何とかなります。ただし、切れの良い高品質のプロ用の包丁はなくてはならないものです。一度良い包丁を使うともう元には戻れません。母からのおさがりなので(ママ、ありがとう!)、どこのブランドなのかわかりません。
―― 日常のことで「これはほかの人よりうまい」ということは何ですか?
長年にわたり人の反応を激しく誤解していないのなら、私は相手に使ってもらえる贈り物を贈るのがうまいと思います。実用的でないものは絶対に選びたくないので、贈り物をするときはすごく考えます。その人と以前交わした会話や、その人の好きなものを思い出し、あると生活が楽になるものは何だろうと考えます。そうすると何を贈ったらいいかわかってきます。たとえば、私の友人はクリスマスの前に新しい仕事を始めたのですが、交通事情により通勤に1時間以上かかります。それで、彼女には運転が楽しくなるように『Audible』の講読をプレゼントしました(ポッドキャストは聴かない人なのです)。
―― 仕事中、何を聴いていますか?
仕事中は普段は何も聴きませんが、忙しい日になりそうなときは、通勤中に音楽を聴いて仕事を全部こなせるように元気をもらいます。それほど集中力が必要でないことをしているときは(掃除などです)、ポッドキャストを聴いています。お気に入りは『Awkward Human Survival Guide』、『Supercharged』、『Freakonomics Radio』、『Lore』、『Stuff You Missed in History Class』です。
―― 現在、何を読んでいますか?
Kathryn EdinとLuke Shaeferの共著『$2 a Day』を読み始めたところです。Aziz Ansari著『Modern Romance』は読みかけです。過去に読んで気に入っている本をいくつかあげると、『Quiet:The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking』『Ready Player One』『Kitchen Confidential:Adventures in the Culinary Underbelly』です。
―― どのように充電していますか?
そのときの気分で充電の方法は違います。1日の終わりにリラックスしたいときは、友人と出かけます。料理もリラックスできることの1つです。目の前のことに集中してストレスになるようなことを何も考えないでいられるからです。
手っ取り早く気分を良くするには、屋外に出ることです。自然と触れ合うとあっという間に幸福な気分になれます。大都市に住んではいても、大きな公園からは1マイルも離れていません。昨年始めた瞑想とヨガは、参ったなあという気分になっているときや不安を感じるときの駆け込み寺になっています。
最近ハイキングでいった絶壁からの風景
―― 睡眠習慣はどのような感じですか?
極端な早起きをしたり極端な夜更かしをするのは得意ではありませんが、どちらかと言えば早起きのほうが楽です。この2、3カ月はPhilips社のWake-Up Lightを使っていて、とても役に立つのでびっくりしています。光ではもう目が覚めませんが、アラームが鳴っても以前ほどだるくは感じなくなりました。でも、アラーム音が(約10秒ごとにだんだん大きくなります)、信じられないぐらい不愉快なので自分には向かないと思っています。
なかなか寝つけないときは、『Breathe app』を使って瞑想をするか、ホワイトノイズのアプリ(『Rain Rain』)を聴きます。
―― 今日あなたがされたのと同じ質問をするとしたら誰にしたいですか?
去年は料理人でタレントのAlton Brow氏と答えて、その望みが叶いました。女優のRashida JonesさんとAmy Poehlerさんの名前もあげたので、彼女たちにも聞いてみたいと思っています。
要するに、さまざまな職業や業界にいる「普通の」人たちの回答に興味があるのです。ライフハッカーのキャリア・スポットライトシリーズは素晴らしいですが、質問が必ずしも同じアドバイスや秘訣を見込んでいるわけではありません。価値のあることを言うのに有名人である必要はないのです。
―― いままでもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください
前回とは違うことを答えたいと思うので、私の好きな経済学のコンセプト「機会費用」のことを話したいと思います。それは、何かに投じるリソース(感情的エネルギー、肉体的エネルギー、時間、お金)が大切で、リソースを投じる対象に確信がない場合は、個人的なリソースを無駄にしていることになるということです。もちろん、状況によっては別の要因も考慮するべきですが、物事に関して効率的でありたいと本気で思っているなら、少なくともこんなふうに考えると、果たしてその会社で働くべきか、その人とデートすべきか、それを買うべきか、など決めるのに役立ちます。
―― ほかに読者に伝えたいことがありますか?
ライフハックというより人生哲学かもしれませんが、次のことを伝えたいと思います。
- 自分に相応しいものを求めましょう(思っているより良いものかもしれません)
- 人生で不満に思うことがあるなら、全力を尽くして解決策を見つけるか、あるがままに受け入れることを学びましょう。どちらを選ぶにしても、何も行動しないで不幸にならないでください。
- 「NO」と言えるようになりましょう。
- 人生で出会う人たちに大いに期待しましょう。
- 週末はだらだら寝ていないで、活動しましょう。
Heather Yamada-Hosley(原文/訳:春野ユリ)
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