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【TVチェック】霊能者・宜保愛子とは一体何だったのか? 衝撃のデビュー作「これが世界の心霊だ!」をNECOが33年ぶりに放送

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霊能者・宜保愛子とは一体何だったのか? 衝撃のデビュー作「これが世界の心霊だ!」をNECOが33年ぶりに放送

番組に出演する宜保愛子さん/チャンネルNECO放送「これが世界の心霊だ!」(C)フジテレビジョン 番組に出演する宜保愛子さん/チャンネルNECO放送「これが世界の心霊だ!」(C)フジテレビジョン

 1980年代、テレビなどで「霊能者」として取り上げられ、一大ブームを呼んだ宜保愛子(ぎぼ・あいこ)さん(平成15年死去)。彼女が出演した昭和58年のオカルト番組「これが世界の心霊だ!」(フジテレビ制作)が11日午後9時、CS放送の映画チャンネルNECOで33年ぶりに放送される。後に「霊視」の真偽をめぐって論争も起こった宜保さんだが、年月を経て“解禁”された映像は、当時のテレビや社会の異様な熱気を伝える記録にもなっている。

 「人間は一体どこから来て、どこへ去っていくのか。肉体は滅んでも、魂、すなわち霊魂は残るという…」

 番組は全6シリーズのうちの第1回。「世界心霊ドキュメント」と銘打った番組は、そんなナレーションから始まる。世界の「心霊現象」などを扱ったVTRがオムニバス形式で流れ、スタジオでは芸能人やゲストがトークを展開する。宜保さんはスタジオに登場する一方、自身が台湾の心霊スポットを訪れたVTRも流される。

 「珍しい姓でいらっしゃいますね。宜保さんは、横浜にお住まいの普通の奥様で…」。番組の司会は、NHK出身アナウンサーの小川宏さん。スタジオで宜保さんを「普通の奥様」と紹介するなど、宜保さんが当時、まだ十分に人口に膾炙していなかったことをうかがわせる。

 ステジオでは、「霊魂」の説明を受けた小川さんが「ジャイアンツ以上に、霊魂は不滅ですね」と軽口をたたくなど、どこか和やかな雰囲気も漂う。しかし、流されるVTRでは不穏なBGMが多用され、視聴者に強烈な印象を与える映像が相次いで流される。

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