賭博関与のバドミントン桃田選手 リオ五輪出場できず

賭博関与のバドミントン桃田選手 リオ五輪出場できず
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リオデジャネイロオリンピックでバドミントン男子初のメダルが期待された桃田賢斗選手が賭博をしていた問題で、日本バドミントン協会は10日、緊急の理事会を開き、桃田選手を無期限の競技会への出場停止処分にすると発表しました。この結果、桃田選手はリオデジャネイロオリンピックに出場できないことが確定しました。
緊急の理事会は10日午後1時前から行われ、違法カジノ店で賭博をしていた桃田選手と田児選手、それにNTT東日本の男子バドミントン部員など6人の合わせて8人の処分について協議しました。
その結果、桃田選手については無期限の競技会への出場停止処分となり、桃田選手はリオデジャネイロオリンピックに出場できなくなりました。
また、桃田選手を誘った田児賢一選手は無期限の登録抹消処分、日本代表として国際大会に派遣されている男子ダブルスの古賀輝選手は1年間の競技会への出場停止処分となりました。
桃田選手と古賀選手については日本代表の指定から外されました。
そして、NTT東日本バドミントン部の現役と元部員の合わせて5人については6か月の競技会への出場停止処分となりました。
リオデジャネイロオリンピックに出場できなくなった桃田選手の東京オリンピックへの出場の可能性について、日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は「出場停止の処分を解除する可能性がゼロというわけではない。桃田選手が世間を裏切ったことを猛省し、所属先のNTT東日本もボランティア活動を提案しているので、こうした取り組みを見守っていきたい」と話し、処分の解除が前提ではないものの、今後の桃田選手の活動しだいでは東京オリンピックの前に処分を解除する可能性を残しました。
また、現在、日本選手で世界ランキング最上位の桃田選手がオリンピックに出場できなくなったことで、日本バドミントン協会は桃田選手に続くランキング上位の日本選手の出場の条件について、今後、世界バドミントン連盟に確認することにしています。