巡視船が防波堤に衝突 複数がけが 沖縄・宮古島沖

巡視船が防波堤に衝突 複数がけが 沖縄・宮古島沖
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8日夜、沖縄県宮古島市の沖合にある防波堤に海上保安署の巡視船が衝突し、乗っていた海上保安官15人が病院に搬送され、骨折や打撲などのけがをしました。命に別状はないということです。
第11管区海上保安本部によりますと、8日午後9時ごろ、宮古島海上保安署所属の巡視船「のばる」が、宮古島市の平良港の沖合にある防波堤に衝突しました。
この事故で巡視船に乗っていた15人の海上保安官全員が病院に搬送され、このうち3人が骨折したり、骨折の疑いがあるほか、残りの12人も打撲やねんざなどのけがをしたということです。いずれも命に別状はないということです。
巡視船「のばる」は、ふだん平良港に停泊していて、8日夜は周辺海域のパトロールから戻る途中だったということです。
「のばる」の船首部分は防波堤の突端に衝突し、自力での航行が不可能な状態だということで、海上保安本部が事故の原因や当時の状況を調べています。
宮古島地方気象台によりますと、事故当時の宮古島周辺の海域は、波の高さが1メートル、風速は5メートルほどで穏やかでしたが、もやがかかり、やや視界が悪い状態だったということです。