競泳 北島が引退表明「幸せな選手生活でした」
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競泳の北島康介選手が10日、都内で記者会見を開き、「現役生活を退きます。幸せな選手生活でした」と述べ、現役引退を表明しました。
33歳の北島選手は8日、日本選手権男子200メートル平泳ぎで5位に終わって、5大会連続のオリンピック代表を逃し、レース後に「真剣勝負は終わりだ」などと述べ、引退の意向を示していました。
北島選手は10日午後3時から、日本選手権の会場の東京辰巳国際水泳場で、長年指導を受けてきた平井伯昌コーチとともに記者会見に臨みました。
スーツ姿の北島選手は「今大会の競技をもちまして、現役生活を退き、引退することを報告させていただきます。今まで応援してくれた皆様、ありがとうございます」と晴れ晴れとした表情で述べ、正式に現役引退を表明しました。
北島選手は「早かれ遅かれ、引退が近づいているのは分かっていた。簡単なことばでは表せないが、幸せな選手生活を送らせてもらった。小さい頃から面倒見てくれた平井先生がいたからこそ金メダルを取れたし、応援してくれる仲間がいたからこそ、ここまでやってこられたと思う」と心境を述べました。
北島選手は10日午後3時から、日本選手権の会場の東京辰巳国際水泳場で、長年指導を受けてきた平井伯昌コーチとともに記者会見に臨みました。
スーツ姿の北島選手は「今大会の競技をもちまして、現役生活を退き、引退することを報告させていただきます。今まで応援してくれた皆様、ありがとうございます」と晴れ晴れとした表情で述べ、正式に現役引退を表明しました。
北島選手は「早かれ遅かれ、引退が近づいているのは分かっていた。簡単なことばでは表せないが、幸せな選手生活を送らせてもらった。小さい頃から面倒見てくれた平井先生がいたからこそ金メダルを取れたし、応援してくれる仲間がいたからこそ、ここまでやってこられたと思う」と心境を述べました。
「一生尊敬する先輩」
北島康介選手の2歳下で、ロンドンオリンピックの男子400メートルメドレーリレーでは一緒に銀メダルを取った松田丈志選手は、北島選手の引退会見を会場で見守りました。
松田選手は「引退会見を絶対に目に焼き付けたいと思った。会見の冒頭で『今大会の競技をもちまして』ということばを聞き、聞きたくないような、言ってしまうのか、というような、ぐっとくるものがあった」と話しました。
そして、北島選手について、「偉大な選手だった。僕たちの世代は『北島選手のレベルに行くんだ、超えていくんだ、』という気持ちでやっていた。本人は『自分が水泳界に残したものはない』と言っていたが、選手一人一人に与えた影響は、計り知れないと思う。一生尊敬する先輩だ」と思いを話しました。
31歳の松田選手は4大会連続で出場するリオデジャネイロオリンピックに向けて、「今回の日本代表の中で、康介さんが水泳界に残したものをいちばん近くで見て、影響を受けた人間は最年長の自分だと思う。池江璃花子選手など若い選手に康介さんが残したものを伝えていくことが、僕のできることだと思う」と話していました。
松田選手は「引退会見を絶対に目に焼き付けたいと思った。会見の冒頭で『今大会の競技をもちまして』ということばを聞き、聞きたくないような、言ってしまうのか、というような、ぐっとくるものがあった」と話しました。
そして、北島選手について、「偉大な選手だった。僕たちの世代は『北島選手のレベルに行くんだ、超えていくんだ、』という気持ちでやっていた。本人は『自分が水泳界に残したものはない』と言っていたが、選手一人一人に与えた影響は、計り知れないと思う。一生尊敬する先輩だ」と思いを話しました。
31歳の松田選手は4大会連続で出場するリオデジャネイロオリンピックに向けて、「今回の日本代表の中で、康介さんが水泳界に残したものをいちばん近くで見て、影響を受けた人間は最年長の自分だと思う。池江璃花子選手など若い選手に康介さんが残したものを伝えていくことが、僕のできることだと思う」と話していました。