トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

川崎、早々とまさかのメジャー昇格

2016年4月10日 紙面から

メジャーに昇格し、ダイヤモンドバックス戦前の練習後、米メディアの取材に応じるカブス・川崎=フェニックスで(共同)

写真

 【シアトル秋野未知】大リーグは8日、各地で行われ、マリナーズの青木宣親外野手(34)はアスレチックス戦に1番左翼で2試合ぶりに先発出場し、5回の第3打席に中前打を放ったが、チームは2−3で本拠地開幕戦を白星で飾れなかった。レッドソックスの田沢純一(29)と上原浩治(41)の両救援右腕はブルージェイズ戦の7、8回にそれぞれ1イニングずつを投げ、ともに無安打無失点に抑えて8−7の勝利に貢献した。一方、カブス傘下3Aアイオワの川崎宗則内野手(34)はカ軍外野手シュワバーの故障者リスト(DL)入りに伴い、メジャー昇格した。

   ◇

 ムネリンは、やはり持っている。川崎は開幕から1週間も経過していないのに、まさかのメジャー昇格。この日は試合前練習の直前、チームに合流した。共同電によれば、ロッカールームに入るなり、A・シュワルツェネッガー演じるターミネーターばりに「アイム・バック(戻って来たぞ)!」と大声であいさつ。どんよりと沈んでいたナインから大歓声が湧き上がり、「驚いた。不安もあったけど、またメジャーの舞台で野球ができるなんて、こんな喜びはない」と興奮した。

 ナインが沈んでいたのは、正左翼手シュワバーが7日の激突プレーで左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、今季絶望が判明したからだ。離脱した同僚と入れ替わりに、川崎は期せずして昇格。球団公式サイトによれば、マドン監督は「故障のニュースがあった一方で、慰めがあるとしたら、それはカワサキだ」と語り、主軸の穴を埋める活躍を期待した。

 ブルージェイズ時代の昨年も5月にメジャー昇格し、これで5年連続してマイナー契約からメジャーを勝ち取ったことになる。プロ17年目、背番号66のショータイムが幕を開ける。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ