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【プロ野球】

DeNAの投手・山口、今季1号2点弾で“お立ち台”

2016年4月10日 紙面から

DeNA−ヤクルト 4回裏2死一塁、山口が左越え1号2ランを放つ=横浜スタジアムで(北田美和子撮影)

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◇DeNA10−5ヤクルト

 DeNAが5本塁打などで大量点を奪い、連敗を5で止めた。4回に井手、ロペス、山口の3本塁打で5得点。ロペスは5回に3ラン、7回はソロで3打席連発。山口は今季初登板で約1年ぶりの白星。ヤクルトは3度目の2桁失点。

    ◇

 お立ち台でDeNA・山口が頭をかいた。「まさかバッティングでヒーローインタビューを受けるとは。次はピッチャーとして立てるように頑張ります」。最初の質問は今季初先発初勝利を飾った投球ではなく、自身2年ぶり2本目の本塁打についてだった。

 1点を追う4回、井手のソロとロペスの2ランで逆転し、なお2死一塁で打席へ。石川の128キロのカットボールを「1、2の3で振っただけ。たまたま当たった」。野手顔負けの打球が左翼席中段へ突き刺さった。

 肝心の投球は再三ランナーを背負いながらも勝負どころで粘った。5回1死満塁は山田を空振り三振、畠山を三ゴロで切り抜ける。4連打を浴びて降板した7回1死の時点では5点リード。「要所要所でホームを踏ませなかったのは良かった」と振り返った。

 ラミレス新監督に言い渡された初の開幕投手を直前の右足首負傷で回避。「なんとしても勝ちたい」復帰戦で、不振を極めていた打線が、ともに今季初の2桁得点、先発全員安打で援護してくれた。「打線に勝たせてもらった。このまま活発になってくれれば連勝できる」とうなずいた。

 エースと期待する右腕の帰還とタイミングが重なった、今までの鬱憤(うっぷん)を晴らすような大勝。指揮官は「ターニングポイントになってくれるのでは」と上げ潮ムード到来を予言した。 (小林孝一郎)

 

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