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 10日午前4時15分ごろ、大阪府羽曳野市駒ケ谷の近鉄南大阪線駒ケ谷―上ノ太子間で、試運転中の列車(4両編成)が線路上にあったランドセルに接触した。中には長さ23センチ、幅6センチ、重さ4・7キロのコンクリートの塊が入っていた。運転士ら乗員5人にけがはなかった。大阪府警は何者かが置いたとみて、列車往来危険の疑いで調べている。

 羽曳野署によると、ランドセルは赤色でコンクリートだけが入っていたという。近鉄によると、始発前だったため、運行に影響はなかったという。

 府内では9日午前にも、堺市堺区のJR阪和線で線路上に何者かが置いた座椅子に、普通列車が接触する事故があった。