下関・関門トンネル人道の観光ポイントを教えます!歩いて海を渡る?

海の上を渡るには橋が必要ですよね?海の底を歩いて渡れるトンネルがあるという事、ご存知でしたか?山口県下関市と福岡県北九州市にある、関門トンネル人道というところです。

関門トンネルの人道を通れば歩いて九州から本州へ渡れちゃうんですよ。トンネルの構造は2重構造になっていて上が車、下が人道になっているから自転車や徒歩でも可能です。

今回は「海底歩行者道路」をただ歩いて渡るのはつまらないので山口側から歩いていける人道を楽しむポイントを紹介します。


関門トンネル人道とは?

関門トンネル人道とは、山口県下関市と対岸の北九州市門司区の間に流れる関門海峡の改定を、人が歩いて渡れるようになっているという、世界でも珍しい歩行者用海底トンネルです。

1958年に21年という長い年月をかけて完成した関門トンネル。人道トンネルまではエレベーターを利用しますが、保守・避難用の階段もあります。下関側の出入口から少し離れた場所には係員が常駐し、トンネル内には監視カメラも設置されていています。

関門トンネル人道の魅力は?

関門トンネル人道の魅力は、なんといっても海の底を歩いて渡る事が出来るという、世界でも珍しい体験が出来るところ!約13分ほどの海の旅をお楽しみください!

海を歩いて渡る!夢の様な体験ですが、それはけっこう簡単に渡れてしまうんですよ。しかも人道の途中には県境もあって、山口県と福岡県をまたいじゃうこともできるんです!僅か数十分で本州と九州を行き来できるんです。人道の壁には海の底らしく、壁に魚や海藻のイラストも描かれています。


海底散歩が出来る!関門トンネル人道の観光ポイントをご紹介!

海底を歩いて渡り、隣の県に行くことができる関門トンネル人道は車の通行もなく、安全に渡ることができます。通行料無料で気温も一定に保たれているので夏や冬でも快適に歩くことができます。ただし自転車屋原付きは20円の通行料が必要になりますよ。もちろん原付などは押して通行することを原則としています。

【ここが始まり!】海底の旅はエレベーターからスタート!

料金箱に通行料を入れたら、こちらのエレベーターからスタート!海底散歩の始まりです。

忘れてはいけないのがエレベーターホールに設置されている記念スタンプ!関門トンネル人道を通過した記念の賞状をもらうためにはここにあるスタンプが必要ですよ☆エレベーターの運転時間は午前6時から午後10までとなっています。

【意外と明るい?】海の底はこうなっていた!

エレベーターを降りたところ。海の底にしては案外明るい?海の水がしみ込んでくる為、独特の匂いがしています。

関門トンネル人道は下関側地下約55m、門司側地下約60mとかなり深いにも関わらずかなりの明るさです。それでも海の香りがすることから海底トンネルだな、と実感できるんですよ♪なんだか不思議な感覚ですね。でも、やはりそこは海底。密室の空間はちょっとドキドキしてしまいます。

【向こうが見えない?】780mの長い通路

どこまでも続いていそうな長い通路は、全長780m。なだらかなすり鉢状になっているので、向こうの出口が見えません。

天候に左右されず、780mという距離から地元の方のジョギングコースにもなっています。片道距離の計算もしやすく、通行料や駐車場代も無料でベンチがあるとなると絶好のジョギングコースには間違いありませんね。ベンチでの途中休憩やドリンク、タオル等もおける。なるほど、といった感じです。


【ここも国道?】国道2号線の標識

海底トンネルですが、ここも立派な国道。ちなみにトンネル内には監視カメラが付いている為、自転車や原付に乗ると放送で注意されてしまいます。

山陽本線の同名トンネルと区別するのに「関門国道トンネル」と呼ばれることもあるようです。国道2号線には接続されていませんが、国道2号線車道に対する自転車歩行者道の扱いなので国道となっているのです。ですから基本右側通行になっています。


県境マニア必見!!!一番のみどころ・海の底の県境


県境マニアの超ドキドキスポット!山口と福岡の県境は海底にありました。右半身は下関、左半身は北九州市など、さまざまなポーズで記念撮影を楽しむ人も続出!

せーの!で白線をひとっとび!福岡県に突入です!!!

ちょうど中央付近にある県境。いとも簡単に隣の県におじゃますることができるなんて、手形が必要だった時代の昔の人が知ったら腰を抜かしますね!観光メインの人が少ないと、県境をまたいだ写真を取るのはちょっと恥ずかしいかもしれませんが…旅の恥はかき捨て!存分に楽しんで撮りましょう☆


【九州上陸!】関門トンネル人道の門司側

トンネルを抜けるとそこは九州だった!門司側の出口に到着です!

門司側に出てからは門司港界隈を散策したり、レトロな町並みを楽しむことができます♪最寄り駅は「門司港駅」になります。すぐ近くには和布刈神社もありますよ。地下からエレベーターで地上に上がれば目の前には関門海峡が広がっています。

トンネル突破!関門TOPPA!記念をもらおう!

関門トンネル人道制覇の証、関門TOPPA!記念は出口横の受付でもらえます。旅の記念に!

関門TOPPA!記念証もゲットしましょう。これはただ通るだけではもらえませんよ?!人道トンネルの下関側・門司側のエレベーターホールに設置されている記念スタンプが必要です。関門海峡浪漫マップにスタンプを押して駅の観光案内所でアンケートに答えるともらえます♪

【突破の後の休憩に】老舗・若松屋のおでんで一服

関門トンネル人道の門司側出口近くにある若松屋では、おでんが1年中売られています。潮風を浴びながら食べるおでんは、味が濃くて美味しいと評判!ちゃんぽんもオススメです。

関門トンネル人道を利用した人の声

  • 唐戸市場で食べ歩きをし、ビールでほろ酔いのまま、ぶらぶら歩いて15分位で入口にたどり着けます。自転車は有料らしいですが、人だけならタダです。写真
    スポットは山口と福岡の県境。道にわかりやすく書いてあるので、またいで撮るのがオススメです。九州側には平家と源氏の戦いの像もあるのでここでも撮ると良いでしょう。
  • 何度も下関を訪れていましたがなかなか訪問する事ができませんでした。地下道が嫌いな事と場所がわかりにくいところもあり足が運びませんでした。

  • 実際にいってみますと通路の底面が色わけしてありますので、地下道独特の薄暗さは思ったほど感じませんでした。県境を通過する時に40年以上前のテレビドラマを思い出し感激しました。

  • 基本情報

    • ・名称:関門トンネル人道
    • ・住所:下関市みもすそ川町
    • ・営業時間:6時~22時
    • ・定休日:無給
    • ・電話番号:083-222-3738
    • ・料金:歩行者無料/軽車両(自転車・原付)20円
    • ・所要時間:15分
    • ・オススメの時期:春~秋(寒くない時期)



    海の中にいるみたい!!

    まるで海の中を思わせるような絵がトンネルの壁に描かれています。魚や海藻はもちろん、空の星までも描かれています。朝、昼、夜と3種類の星が描かれていますが特に夜の星がオススメ!夜の星は光る演出もあるのでとてもロマンチックですよ。トンネル内では話もつきないと思いますが絵もチェックしてみてくださいね。魚や海藻達がジョギング、散歩を盛り上げてくれるはず。下関で有名なフグもいるかもしれませよ。渡った人にしかわからない事もたくさん!カップルでも家族でも楽しめるポイントです。


    関門トンネルの歴史を知るならここ!

    下関側の人道入口に関門プラザという資料館があります。入口には下関で有名なふぐが大きく飾られていて、とても可愛いですよ。ここでは関門トンネルの資料が展示してあり歴史を知ることができます。資料といってもパネルなどでわかりやすく説明が書いてあるので誰でも関門トンネルについて調べることができます。トンネル開通時のパンフレットも展示してありとても歴史を感じるます。下関から行く方はまず歴史を知ってから、門司から来た方は歩いたあとに歴史を知り更に関門トンネルについて深めてはいかがですか?時間がある方は是非立ち寄ってみてください。

    記念碑と慰霊碑

    関門トンネル人道の入口には記念碑と慰霊碑があるのをご存知ですか?下関側には完成記念碑、門司港側には慰霊碑があります。トンネル建設にあたり、たくさんの人が携わっています。長い年月をかけてつくられた関門トンネルは事故に合った人、建設中に病気亡くなられた方など様々な人の思いが込められて建設されています。慰霊碑には当時の携わった方々の名前が刻まれています。今、関門トンネルを楽しく渡れるのも、この方々のおかげだと思います。関門トンネルを渡る際はたくさんの犠牲があったことを忘れずに感謝の気持ちで渡ってみてください。

    関門トンネル突破後に更にもうひとつ!

    関門トンネルを歩くこと15分、その後に待ち構えているのは大きな関門橋と海!トンネル入口に遊歩道があり、そこから見る景色は絶景です。夜にはライトアップもされカップルのデートスポットにもなっていて2人の距離が近づく事も間違いなし!門司港レトロや下関の街が一望でき、とてもロマンチック。夏には下関と門司港の間に上がる花火が綺麗に見れるベストポジションです。トンネルで楽しく騒いだあとは絶景で癒されてみてはどうですか?



    関門トンネルについて紹介してきましたが、いかがでしたか?海の底を歩いて渡れる関門トンネル人道は、世界でも珍しい体験が出来る穴場の観光スポットです。土日は混んでいる為、公共の交通手段を使って行かれることをオススメします。

    トンネルといっても奥深いものです。ただ歩いて渡るのではなく歴史に触れたり観光ポイントを知ったうえで渡ると、いつもよりも更に楽しくなると思います。関門トンネルについて調べていくうちに興味もでてくると思います。紹介したポイントを抑えて是非、関門トンネルを渡ってみてください。



    素材提供:トリップアドバイザー
    最終更新 : 2016年02月28日

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