派手CMの大量投入で一時話題になったフィットネスクラブ「ライザップ」を展開する健康コーポレーションが、日本文芸社を買収した。
日本文芸社は、ざっくり言えば「漫画ゴラク」などコミック系に強い版元だ。関連してコミックや実用書などを中心に書籍を販売。これまではアサツーDK傘下だった。
買収の狙いは当然、健康事業の周辺固めだろう。自社の持つフィットネスノウハウ、ダイエットノウハウ、レシピ指導などのコンテンツ化を図るはず。自社グループ内でコンテンツ化すれば、付加価値の社外流出を防げるし。
日本文芸社は60名程度で、約40億円。小規模な分、小回りは利くはずで、その意味では早期の展開が期待できそうだ。
ちなみに健康コーポレーションは従業員約700名で、年間売上250億円弱(いずれも連結)。今回の買収額は約20億円と、連結営業利益2年分ほどを投下する。ここ数年、盛んに企業買収している。
しかし単体80名ほどの健康コーポレーションが矢継ぎ早に買収に邁進するのは、リスクが高いのではないかと感じる。社内できちんと関連会社を把握・コントロールできるのか、やや疑問だ。
ライザップ大ヒットで手にした資金を「税金に取られるくらいなら」で多角化に進んでいるのだろうが、大丈夫だろうか。
その意味で、日本文芸社をはじめ傘下企業側は、「寄らば大樹の陰」意識でなく、ベンチャー精神を発揮してアメーバのようにそれぞれが事業拡大を図ることが重要だろう。
日本文芸社の中村社長は続投とのことだが、今後の手綱さばきに注目が集まるはずだ。
記事
- 2016年04月06日 08:34
ライザップが「漫画ゴラク」版元を買収
- tokyo editor
- 出版社の編集者。出版業界の実態について執筆している。
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