日本相撲協会は9日、バドミントン男子の桃田賢斗選手(NTT東日本)らが違法カジノ店で賭博をしていたことを受け、春巡業開催地の神奈川県藤沢市で力士に口頭で注意喚起した。

 鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)の指示によるもので、朝稽古中に玉ノ井巡業部副部長(元大関栃東)が関脇豊ノ島関や幕内安美錦関ら力士の代表7人を集めて通達した。

 角界は6年前に親方や現役力士らの野球賭博問題で世間を騒がせた。同副部長は「お相撲さんは常に見られている。いろいろと問題が出ているから、慎重に行動してほしいということ」と述べ、豊ノ島関は「みんなの自覚が必要。しっかりと受け止める」と話した。

 相撲協会は力士らを対象にした法令順守に関する研修会を25日に東京・両国国技館で行う。