山本太郎議員、五輪エンブレムに関心なし「なぜなら開催自体に反対」

2016年4月9日17時8分  スポーツ報知
  • 五輪パラリンピックのエンブレム候補作を見た山本太郎氏は「お気に入りはない」と断言した

 「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎参院議員(41)は9日、埼玉県狭山市で約100人の前でトークショーを行った。少子化問題や自衛隊・安保問題などについての安倍政権の姿勢を批判する中で、2020年の東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が大会公式エンブレムの最終候補4作品を公開したことについての質問を受け「どれも素敵ですが、お気に入りはありません。なぜなら五輪開催自体に反対しているので」と答えた。

 山本氏は2013年9月に東京大会が決定した当初から「原発問題が解決しない中で開催するべきではない。もう一つの候補地イスタンブールに譲るべき」と訴え続けていた。

 今回も未解決の汚染水問題などについて触れ「五輪はその目隠しに過ぎない」と強調。また、2020年に向けて都内の公園で寝泊まりしているホームレスの排除を行政が進めていることを問題視して「『五輪で美しい日本を見て欲しい』というのは、現実を見せずに(北朝鮮の)平壌のような町を見て欲しいということではないか」と主張した。

 「エンブレム問題ももともとは利権の問題。“企業の祭典”ということです」として、関心を示さなかった。

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