花で首脳らを出迎え 志摩で運動スタート

【ひまわりの種が入った風船を離す参加者ら=志摩市役所で】

【ひまわりの種が入った風船を離す参加者ら=志摩市役所で】

【志摩】五月に志摩市で開く主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に訪れる各国首脳や記者団を迎える「花いっぱいおもてなし運動」が九日、同市で始まった。約百五十人が市庁舎前のパネルに色とりどりの花を植え、市の特産のアコヤ貝を表現した。市内各地で約三万株の花を植えていく。

 サミット五十日前を記念し、官民一体でサミットを盛り上げる「伊勢志摩サミット市民会議」が主催した。大口秀和市長が「おもてなしの心で花をいっぱい植えよう」と呼び掛け、参加者は「オー」と掛け声を合わせ、ヒマワリの種が入った風船を飛ばした。

 市役所前に設置した高さ二・二五メートル、横五メートルのパネルに花苗七百二十株を植えた。オレンジ色のマリーゴールドと赤色のベロニアで大小二つのアコヤ貝を描き、それぞれアコヤ貝の貝殻で作った「真珠」を取り付け、完成すると拍手が起こった。

 同市阿児町鵜方の近鉄鵜方駅前では「Welcome to SHIMACITY」と書いた高さ一メートル、幅一一・二五メートルの歓迎看板の背景を花苗でいっぱいにした。