G7「核なき世界」へ結束

外相会合、広島で10日開幕

2016/4/9 23:58

画像 広島市の平和記念公園前に掲げられた、G7外相会合の参加国とEUの旗=9日午後画像 G7外相会合の開幕に先立ち開かれた会談で、カナダのディオン外相(左)と握手する岸田外相=9日夜、広島市(代表撮影) 先進7カ国(G7)外相会合が10日、広島市で開幕し、テロ対策や難民支援、核軍縮・不拡散などを巡り協議する。最終日の11日には、議論の成果をまとめた議長声明と、世界の指導者に被爆地訪問を促す「広島宣言」を発表。核保有国の米英仏3カ国を含むG7外相が平和記念公園で原爆慰霊碑に献花し「核兵器なき世界」実現に向け結束をアピールする。

 会合では南シナ海問題への強い懸念を表明する特別文書も出す。このほか北朝鮮による核・ミサイル問題やウクライナ情勢などが議題になる。外相会合は5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に関連する10の閣僚会合の皮切りとなる。