93歳元看守、裁判前に死去
アウシュビッツ虐殺関与
2016/4/8 06:27
【ベルリン共同】ドイツ西部ハーナウの地裁は7日、第2次大戦中のアウシュビッツ強制収容所での大量虐殺に関わったとして殺人ほう助罪に問われ、13日から裁判が行われる予定だった元看守の男(93)が死去したと発表した。DPA通信が伝えた。
男は7日、西部ランゲンゼルボルトの自宅で死亡しているのが見つかった。検察当局によると、死後2日ほど経過しており、死因は「自然死」とみられる。
男は1942年11月~43年6月、アウシュビッツに到着した1075人がガス室で殺害された際に看守として勤務し、虐殺を手助けしたとして起訴されていた。