世界の指導者に被爆地訪問促す
G7外相会合の「広島宣言」で
2016/4/8 20:23
被爆から70年を迎え、原爆慰霊碑を訪れた大勢の人たち。奥は原爆ドーム=昨年8月6日、広島市 先進7カ国(G7)が広島市で10、11両日に開く外相会合で、核軍縮への決意を示すために発表する「広島宣言」の概要が固まった。核使用による惨禍の実態を知ってもらうため、世界の指導者に被爆地の広島・長崎訪問を促す。核弾頭数を公表しない中国を念頭に、核保有国に核戦力の透明性向上を求める。日本政府関係者が8日、明らかにした。「核兵器なき世界」実現の機運を高め、提唱者であるオバマ米大統領の被爆地訪問に期待をつなげる。
外相会合に合わせ、核保有国の米英仏3カ国を含むG7外相は11日、広島市の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に献花する。