アメリカ読書生活

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アメリカ読書生活

18歳で単身渡米し、アメリカの大学で助教授まで勤めた著者が、アメリカ社会の生情報や英語学習法、おすすめ本などを紹介してます

日本人が英字新聞の斜め読みが難しい理由と日本とアメリカの新聞比較

英語で読む 英語で読む-おすすめ新聞 英語の学習法 アメリカからの視点 アメリカからの視点-米国社会の動向 アメリカ社会

日本で新聞を読んでいる方も、よくご存知なように、
新聞で本当に情報収集をしようと思ったら、大手各紙を数紙購読して、
それを毎日ザッと目を通すというやり方が主流だと思います。

日本の新聞では、そんなに大変ではないこの作業を、
しかし、これをアメリカの新聞でやろうとしたら、
高い英語力を持っている人も、意外と苦戦するんですよ。

今回の記事では、なぜアメリカの新聞記事を大量に斜め読みするのが難しいかと、
日本の新聞とアメリカの新聞の違いについて書きたいと思います。

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アメリカの新聞の斜め読みが難しい理由

前回の記事で述べたように、私が知る限り、現代アメリカ動向を理解するのに、
ウォールストリート・ジャーナル日本版を超えるものはありません。

kbooks.hatenablog.com

もちろんアメリカ人のようにアメリカの新聞各紙を斜め読みできればいいのですが、
かなりの英語力の高い人でも、毎日毎日アメリカの新聞の複数紙すべてに目を通すのは、
かなりの時間と労力が必要となるのではないでしょうか?

普段私たちが日本語の新聞や雑誌に対して、当たり前のようにしている流し読みは、
実はその言語を習得度が、かなり高くないと難しい。

私も博士号まで取得した自分の専門分野の英語の文献なら、
短時間に大量に流し読みや斜め読みもできる。

しかし新聞は難しい。何故なら記事のジャンルが多岐多様に渡り、
そのせいで使われる語彙の種類や範囲も半端ないからだ。

アメリカの新聞記事の語彙は多岐多様

以前の記事でも書いたように、英語は他の言語と比べて語彙数が多く、
新聞のようなきちんとした文章では、例えキーワードであっても、
同じ単語を何度も繰り返して使うことは禁じられている。

kbooks.hatenablog.com

なので、英語をネイティヴ並みに話せる人も、
英語の新聞に出てくる単語を全て知っていることは、ほとんど有り得ない。

分からない単語が出てくると、流し読みや斜め読みの精度はグッと下がる。
辞書を引くとしたら、かなりの時間のロスとなる。

もちろん自分の興味のある分野や良く知っている話題に関する記事は、
流し読みや斜め読みも簡単にできる。

その分野の語彙や内容に関する事前知識があるからだ。

インターネットと新聞の違い

しかし、この記事の冒頭で述べたように、自分の興味のある分野の記事を読むだけなら、
インターネットで事足りる。

インターネットで補うのが難しい新聞やテレビの役割とは、
自分には興味がなく、あまり良く知らない世間の情報に対して、

同僚や取引先の人との会話の中で、全然知らなくて困ったということがないように、
社会人として恥をかかない程度の知識を得ることじゃないだろうか?

アメリカの新聞と日本の新聞の違い

以前の記事でも書いたように、私はテレビや新聞より本が好きな人間なのですが、
ウォールストリート・ジャーナル日本版の各記事の質の高さには毎回唸らされます。

kbooks.hatenablog.com

私の中では、アメリカの新聞の方が、日本の新聞より本に近い気がします。
図に表すと、こんな感じでしょうか?

本>>>アメリカの新聞>>>日本の新聞>>>>>>>>>テレビ

私は新聞記事が個々の事件を扱って、
それぞれの事件の関連性が見えなくなるのを苦手に感じているのですが、

ウォールストリート・ジャーナル日本版を含むアメリカの新聞は、
日本の新聞よりも親切に、事件の背景や他との関連性を解説してくれて好ましい。

大統領選のある今年がオススメ

「アメリカの新聞の個別の記事なら読んだことがあるが、
きちんと定期購読して新聞全体を把握して、日本の新聞と比べたことはない」という方は

これを機に一度購読してみても、面白い経験なのではないでしょうか?

何よりアメリカの大統領選がある今年は大きいですよ。

日々刻々と変わるアメリカの大統領選の状況に把握するのに、
日本の新聞だけじゃ後手に回ることになると思います。

特に今年はトランプの躍進も含めて異例続きの選挙です。

日本のテレビや新聞等の報道を見ても、
なぜ今のアメリカ人がこんなに鬱憤を溜めていて、

ブッシュ弟などの大本命候補にそっぽを向いていたのか、
イマイチしっかり理解していない気がする。

最初の3ヶ月が終わったら、いつでもキャンセルできる

以前の記事でも書きましたが、1年間購読プランが約2万7千円で、
一月分を計算してみると約2274円。

一ヶ月購読してみれば、二千円分を遥かに超える価値があることは、
どなたでも同意していただけると思います。私も胸を張って保証できます。

1年間購読プランと言いつつ、最初の3ヶ月が終わったら、
いつでも好きな時にキャンセルできるので、

7月の共和党や民主党の党大会が終わるまでや
11月の大統領選挙の本選が終わるまでと、

期間を決めてもいいかもしれませんね。

興味のある方は、こちらからどうぞ。



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はてブのカテゴリー分けに何があった!?

余談ですが、ウォールストリート・ジャーナルのことを語った前回の記事を
はてなブックマークにの自動カテゴリー分けによって、
何故だかテクノロジーのカテゴリーに入れられてしまいました(笑)

kbooks.hatenablog.com

「え〜テクノロジーってアリエナイないだろう〜!
はてブのカテゴリーは良く分かんないけど、

せめて『暮らし』とか『政治と経済』とかなんじゃないの〜?
そもそも、その記事の中で、テクノロジーの話なんて一切してないよ〜」と思って、

「もしかして、タイトルの99%の所を
スペース省略のために半角でしたのがテクノロジーっぽかったのか?」

とかバカなことも考えていたのですが、
よくよく読み返してみたら、この一文のせいかと思いました。

(引用開始)

「(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版は)
ほぼアメリカの政治・経済・社会・文化・テクノロジーに関する記事ばかりです。」

(引用終了) 

え〜そりゃないよ〜!政治・経済って言ってるじゃん!!

そもそも社会・文化って言ってるんだから、
社会とか暮らしのカテゴリーでもいいじゃん!!

なんでそこでわざわざテクノロジーのカテゴリーに入れちゃうかな〜?

週末でテクノロジー系の記事が平日より少なくて寂しかったとしても、
これはちょっと強引すぎない〜?

と、はてなの自動カテゴリー相手に心の中で文句を言っていました(笑)
まあぶっ飛びすぎて面白かったから、別に何でもいいけど ww