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慰安婦像の前に今度は追悼プレート ソウルの日本大使館前 日韓合意の精神はどこに…
聯合ニュースによれば、プレートを贈った「東アジア市民ネットワーク」の殿平善彦代表は、「安倍晋三首相は被害者(元慰安婦)に直接、誠意のある言葉で謝罪し、被害者がもういいと言うまで謝り続けるべきだ」と話した。この日の集会に参加していた元慰安婦の女性からも深く感謝されたという。
追悼プレートの設置は、大使館前での抗議集会や、地元行政当局の許可なしに置かれた慰安婦像と同様、外国公館の前での侮辱行為を禁じる「ウィーン条約」に違反する行為だ。それなのに、慰安婦像について、韓国政府は朴槿恵大統領をはじめ、「民間で自発的に設置したものだから、政府が『ああしろ、こうしろ』とはいえない」との立場をとり、黙認、放置している。
韓国外務省の報道官は7日の定例会見で、追悼プレート設置についての質問に対し、「それこそ、市民団体が自発的にしたことだ。よって、政府が(言う)立場ではないと思う」と述べた。慰安婦像と同様に、追悼プレートの設置についても黙認する構えだ。