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2006年05月11日 イギリス研修医生活

イギリスでの研修医生活をなるべく伝えようともうひとつのブログイギリス研修医生活を立ち上げたのですが
こっちもあっちも更新しないで状態。
こちらとちがってそちらのほうは放っておくとspamの嵐。荒らし。
a japanese doctor in Britain.tiff


イギリスに来て昨年の8月から研修医生活をはじめ、今年の8月で1年になります
その後、研修医から脱出してregistrerというポジションになろうかどうかと考えていたのですが
これが難しそう。というのも
この1年の間に変化が起こり
今年の7月からイギリス政府は「外国人医師の受け入れをしない」決断をしたようです
まあ、そのことも含めいろいろ書いておかなきゃ。

で、イギリス研修医生活ももう残りあと3ヶ月弱。
できるだけ記録を残しておきたいのでこの場を借りて
もうひとつのブログは閉じてこちらに集中させたいと思います

メリットの望む方向に沿っているのかどうかわからないけれど
これもひとつの情報発信として。
よろしくお願いします

投稿者 ninotchka : 2006年05月11日 17:00
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コメント

研修医生活だけでなく、英国の医療事情を是非紹介してください。

驚くべきことに、EBN,NBM(ナラティブベーストメディスン)、バリント療法やホスピス運動など、新しい医療の潮流の多くはイギリスから始まっています。

投稿者 加藤眞三さん : 2006年05月12日 23:48

シンゾウ先生、コメントありがとうございます
そうですか、新しい医療の潮流の多くはイギリスから始まっているのですか。できるだけそういった「医療事情」にも注目してみます。

投稿者 にのちかさん : 2006年05月14日 17:40

Yahoo検索からこちらにたどり着きました。5年目の内科医です。個人でイギリス留学を考えていたのですが、これからは難しいということでしょうか。この場の趣旨から外れてしまいますので、できればメールをいただければと思います。不適切であれば申し訳ありませんが、削除をお願いします。

投稿者 pocoさん : 2006年07月13日 12:33

>pocoさん
コメントどうもありがとうございます 日本語でメールできる環境が悪いのでここでお返事しますね

EU協定があるためヨーロッパからの外国人医師の受け入れをしているので外国人医師はたくさんいるのですが、ヨーロッパ外のアフリカ、インド、中国、日本も含めて新規での受け入れは今後難しいと思います PLABという試験に通ったとしても、そのあとのworking permitのVISA発行が難しい、ということだけでなく、仕事の面接の時点でヨーロッパ以外の医師はそれだけで優先度が低くなる(能力が同じでもヨーロッパ内、イギリス人の医師を優先する)のでせっかく試験に通って、せっかくビザも発行してもらっても、仕事にありつけないという状況になると思います 私がsponsorshipしてもらっているODTSというトレーニングスキームもそのへんのところはあまりサポートしてくれる様子はありません この外国人医師の優先度を低くしよう、という決定は今年の7月からはじまった新しい制度です。

給料をもらわないclinical attachmentという無給の職であれば外来についたり病院内でコンサルタントにくっついて見学できることはできます 患者さんへの処方や治療はもちろんできないので、2週間〜2ヶ月もいれば飽きてしまうかもしれませんね あとはfellowshipのようなものに応募して選出されれば大丈夫かもしれません このfellowshipは研究職も含めてなのでいい経験になると思います(fellowshipとしてくるにはestablishedされたconnecitionが必要かな?)

手短かですがほんとの「臨床留学」がしたいのであれば、イギリスはこれから厳しいと思います EUの影響と、医師不足の状況でなくなったから、でしょうか 私の周りの外国人医師達も5年前はもっと楽に仕事がもらえた、と口々にいっているので5年はやければよかったですね、それは私自身も含めて、ちょっと残念。

投稿者 にのちかさん : 2006年07月17日 01:41

早速のご返事ありがとうございます。
実は、働きたい国は他にあるのですが、EU外からの場合、現地で免許が取れるまで最低3年間はほぼ無収入で滞在して準備する必要があるのです。EU加盟国の医師免許があれば比較的スムーズなようなので、イギリスを経た方が経済的に現実的(日本で働きながら準備ができるから)かと考えていたのです。そのような事情なのですが、イギリスの医師免許(医師会登録ということになるのでしょうか)は、PLABに合格した時点で得られるのでしょうか。やはり、現地での就職が決まらないとだめなのでしょうか。
また、他いろいろと考えるところがありお聞きしたいのですが、先生はイギリスで大学院卒業されたとのことですが、イギリスでは何の研究技術もない外国の修士(自分のことです)が自分で調べた上で、つてなく直接大学院を受験するということは現実問題としてありうるのでしょうか(ちなみに自分が働きたい国では現地医師免許がないとだめなようです)。
色々とご質問ばかりして大変恐縮ですが、できればお返事を頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。

投稿者 pocoさん : 2006年07月17日 21:52

>pocoさん

一つ目の質問:
イギリスの医師免許(医師会登録ということになるのでしょうか)は、PLABに合格した時点で得られるのでしょうか。やはり、現地での就職が決まらないとだめなのでしょうか。

PLABに合格してもGMC registrationはもらえません 就職が決まってはじめて就職先の病院からの「雇用しました」という書類を提出してやっとGMCの番号がもらえます 分かりやすく書いてあるのはインドのウエブで Q&A FOR PRE PLAB DOCTORS(PLABを受ける前によくある質問)を見てみてください
http://www.britishhighcommission.gov.uk/servlet/Front?pagename=OpenMarket/Xcelerate/ShowPage&c=Page&cid=1145895578226

What will the process be?の項目にあるようにPart 2, and there is absolutely no guarantee of a job once you have passed、PLABのpart1,2にどちらにも合格しても仕事をもらえる保証はありません。ひどいですよねーだってPLABで合格したならドクターとして働ける資格であるGMCのregistrationをあげて当然だと思いませんか?私も知らなかったので、はじめてきいたときには驚きました。

ふたつめの質問:研究技術もない外国の修士が自分で調べた上で、つてなく直接大学院を受験するということは現実問題としてありうるのでしょうか

えー。私のことです(笑)。なのであり得ます。といってもつてがまったくなかったわけではなくて、わたしの整形外科教室医局の教授がイギリスのxx先生のことは知っているよ、なんてなにげなく口にしているのをメモし、無理矢理連絡先を聞き出し、メールを送ってイギリスまで押し掛けて話をききにいきました。大学院に入りたいんだけどどうしたらいいか、ときいたらまず必要なのはIELTSに通る事、それから学費(研究費)を自分でまかなう事(または自分でscholarshipを勝ち取る事)が必要といわれました。日本のように受験のようなものはありません。入るのは簡単だけど出るのが難しいと言われるのはそれゆえです。ここで注意しなければいけないのは大学院の授業料、研究費は、イギリスの場合は名門であれば’ばか高い’ですよ。EUの生徒さんの5ー10倍(200-300万/年くらいかな)。scholarshipもかなり限られているので、3年間無給で授業料を払ってしかも生活費もまかなってというとどうしてそこまでする必要があるか、ということになってしまいます。大学院を卒業してPhDをとったとしても、これまた仕事をもらえる保証は全くありません。私の同僚はイギリスで私と一緒に大学院でPhDをとってから、医学部のundergraduateに入り直しましたが、かなりの競争率で1回目失敗し1年間棒にふって2年目に合格していました。

PhDコースでなくてMDコースにいく、という手もあるようですが、そのへんのところは詳しいところはわかりません PhDやMDがイギリスやEU国内で働くために役立つのかどうか、というところもはっきりしたことはわかりません。役立たないということはないだろうけど、コースのあとも就職できる保証がないからです。

現在http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/5082244.stmにあるように現在Modernising Medical Careersという大改革の途中で今後どうなっていくのか私もさっぱりわかりません 現在イギリスで働いているドクター達でさえ未来がみえなくてやきもきしています この時期イギリスにくるのは危険だと思います よく考えてね! 

私のほうからの質問。pocoさんはどこかEU国で働きたいの?私もイギリスでなくて他の国で働けるチャンスがあればそうしてみたいと思ってますがやはり英語以外の言語が必要になってくることを考えると難しいのかなあと。私はこれでGMCからFull registrationがもらえるのですがこのGMC Full registrationがあればイギリス外で働くのに有効ということもあるのでしょうか?何か知ってたら教えてください。

投稿者 にのちかさん : 2006年07月23日 03:48

私は放射線技師学校に通う学生です。2,3年後にはイギリスで放射線技師として働きたいと考えているのですが、そちらでのライセンス等がよくわかりません。というよりも、その情報を見つけることができませんでした。
もしも、にのちか先生が知ってることがあれば詳しく教えてもらいたいです。

投稿者 mimiさん : 2006年08月14日 22:42

>mimiさん
放射線技師資格のことについては私もよくわからないのでちょっと調べてみました Key wordとしてradiographer, overseas, qualification, UKなどでやってみるとけっこうひっかかってきますよ
基本的にはまずこういった医療関係はすべてNHSというシステムを通して行われているのでNHSなしには語れません。
http://www.nhscareers.nhs.uk/nhs-knowledge_base/data/4775.html の NFORMATION FOR RADIOGRAPHERS QUALIFIED OVERSEAS を見てみるとradiographerはHealth Professions Council (HPC):という組織にapplicationを提出するようですね。internationalのapplicantsは http://www.hpc-uk.org/apply/international/forms/ で Download International application pack から応募要項を見てみると、これといってきちんとした条件がのせてあるわけでなくて、個々の応募者をそれぞれ見てから決める、というなんとも歯がゆいことしか書いてなさそうです。この応募用紙に記入してHPCに送ると、あなたが
•further verification
•test of competence
•poa (EEA applicants only)
•accepted
•rejected – due to insufficient qualification
• rejected – further education and training required
のいづれか、ということを返信してくれるようですがacceptedとrejectedを決める決めては何なのかということについては書いてありません。radiographerは現在のところイギリスではshortageなようなのでもしかすると結構ゆるいかもしれません。とはいっても10年前は医師のshortage、ナースのshortageといって外国からの受け入れがゆるかったのに、今では医師、ナースの職はイギリス人を優先させる取り決めを作ったところで、こういった点、イギリスってかなり勝手です。もう外国人radiographerは足りているのでいりません、と将来言い始める日もあるかもしれない。医師であれ、ナースであれ同じですがもしmimiさんが本気でイギリスで働きたかったら、仮に応募要項に英語の試験を受ける事が義務づけられていなくても、英語の能力を証明するものは必須だと思います。それから学校を卒業してからすぐ応募するよりも、何年か働いてスキルを獲得してからのほうが、受け入れられやすいことも確かだど思います。workshopやinternationalのボランティアの仕事なども考慮してmimiさんのCVをより充実させることも大事。それから学校に推薦してくれる(推薦状を書いてくれる)恩師がいることも大事で、推薦状の内容もexcellentでなければならないのは言うまでもなく、学校の成績も英語の成績証明でABC評価であればCがないこと、などなど細かいことを言えばきりがないのですがかなりうるさいことは確かです。acceptされるかrejectされるかをの条件がわからない、というのはほんといらいらすることとは思いますがまずこの応募要項から記入してみることからはじめてみては?

投稿者 にのちかさん : 2006年08月15日 00:48

こんなに早くお返事がもらえるとは思っていませんでした。本当にありがとうございます。
技師としてのスキルや語学力ももちろんですが、まず国家試験合格を目標にがんばります(~_~)
もしかしたら、NHSに応募したりする前にイギリスの大学に留学する・・・なんてことになるかもしれません。どっちにしろ、いろいろと大変ですがやれることは今のうちにやっておこうと思います。
にのちか先生、本当にありがとうございました。また何かあったら、相談にのってください。よろしくお願いしますm(__)m

投稿者 mimiさん : 2006年08月16日 13:15

>mimiさん
まずイギリスの大学に留学してみる、それが一番よいと思います。交換留学などあったらいいですね ブリティッシュカウンシルなんかにも情報あるかもしれません。がんばってね。

投稿者 にのちかさん : 2006年08月17日 17:42

はじめまして。イギリスチェスターのN.H.S.で手術室看護師として働いています。現在、手術室看護師としての修士を目指しています。今年の9月から開始の予定ですが、私も学費のことでいろいろと問題があり、奨学金などをさがしています。
よかったら、情報交換していただけたらと思っています。

投稿者 Ayaさん : 2006年08月27日 06:47

>Aya-san
Thank you for your comment. Try British council, wellcome trust, and some phermaceutiacal companies like Glaxso Smith Cline. Try some charity organisations like cancer research etc. However, British scholarship are usually very very hard to get. Almost all my collegues are using student loan as they can not get scholarships. All of my supervisors told me I should not try British scholarships but try Japanese one as they know it is hard to get it. I think Japanese scholarship are quite limited as well ans since you are already in Britain working as a nurse, I think it is difficult for you. I have heard that the situation in the States are much better, but Britain, hopeless! Anyhow, I sympathize with you as I could not get anything at all for myself.

投稿者 Ninotchkaさん : 2006年08月31日 00:15

こんにちは。私は医学部5年生です。
来年の春に日本医学教育振興財団を通して、一ヶ月間イギリスの病院で研修します。
僕は精神科医になろうと考えています。それで、精神科と臨床心理学の進んでいるイギリスで、将来精神科研修を受けたいと考えています。来春のイギリスの病院での研修でも精神科を学んでくる予定です。
それで、色々と情報を検索していてこのサイトを見つけました。本当に役に立つ情報が満載で助かりました。ありがとうございます。
中でも、イギリスで医師として働くのが難しくなっているという話は、衝撃でした。
来春のイギリスでの研修やその先の将来に備えて、PLABの勉強を始めようかなと思っていたところだったので、ショックです。
将来、PLABをとったとしてもイギリスで精神科医の研修を受けるのはほぼ無理という状況なのでしょうか?
もし差し支えなければ、アドバイスを御願いします。

投稿者 Hajimeさん : 2006年12月09日 23:24

はじめまして。Yahooの検索でここにたどり着きました。イギリスのfellowship programに採用の内諾をいただいた者です。GMCのfull registrationがあればclinical fellowとして、なければresearch fellowとして採用してくれるとの返事でした。ninochikaさんのhome pageでODTSの手続きを読よみましたところ、私の場合、IELTSは受けていませんが、それ以外の条件は全部clearできています。これはlimited registrationでしょうか?それともfull registrationでしょうか?

投稿者 arthroscopyさん : 2007年01月12日 23:38

はじめまして。イギリスに来てから15ヶ月になりますが、つい先日ninochikaさんのイギリス研修医生活なるページを発見し、楽しく&一気に拝読させていただきました。もともと一般外科でしたがその後基礎系で約5年+外来乳癌化学療法などをしながら過ごし、最終的にいろんな方のご協力とI have nothing to loseの覚悟のもと、やはり臨床医としてOnoclogistになりたいと思いこちらに来ました。IELTSとPLABを無事終えましたが、ninochikaさんのページにもありましたように去年の4月にBBCのニュースで今後外国人医師の雇用はほぼなくなると聞いたときには驚きましたよね!!幸運なことに、こちらのボスが当面病院の外来化学療法部門で働けるよう奔走してくれているので、その線で今後はしばらくがんばるつもりです。しかし、先のことはわかりませんね(笑)。とこかくも、ninochikaさんのサイトでかなり参考にさせていただくことがあったので、お礼かたがたメールを出させていただきました。Thank you!!

投稿者 marikoさん : 2007年02月05日 16:14

>hajimeさん
遅くなりましてごめんなさい
最近の変更で、医師として雇用される際にまずVISAで書類審査になるようなのでPLABを通ったとしても、どんなに学校の成績が良かったとしても、ヨーロッパ以外の例えばインド、アフリカ、日本を含めて「外国医師免許」をもっている医師の雇用はほぼ無理、の段階にきているかもしれません。ただ、まだ変化の途中の段階ですし、外国人医師はいらないとGMCが豪語しているとしても、イギリスの現状は医師不足だと思うので、イギリスにhajimeさんを欲しい、といってくれるコンサルタントレベルのボスの医師がいれば、その医師が助けてくれれば可能だと思います (marikoさんのコメントご参照)。イギリスは日本よりももっとひどいコネ社会ですから、コネがないと難しいかもしれません。そこまでしてまで?と思ってしまうかも。

投稿者 にのちかさん : 2007年02月26日 11:42

>arthroさん
メールでご返信しましたね?お返事おそくなってすみません

>marikoさん
ほんと、頭来ませんか?弱いものいじめとしか思えない...
しかも現場はまだ医師不足なわけですから。もう、ひどいなあと。
ほんとーにほんとーに書類とかいろいろ大変だとは思いますが
どうぞいろいろうまくいきますように。がんばってください。

投稿者 にのちかさん : 2007年02月26日 11:44

仁野千香先生
 こんばんは。はじめて投稿させて頂きます。実はネットで検索していて先生のイギリス研修医生活にたどり着き、とてもたのしく、印象深くてあっというまに全て拝読させて頂きました。私は働き始めて十年以上になるのですが、以前より外国で働けたらという希望をずっと持っておりました。しかし忙しさに流されてとうとう現在に至ってしまったのですが、やはり夢捨てきれずというか過去の不勤勉を悔いても、あるいはこのまま毎日仕事後の一杯を楽しんでいても何も変わらないと考え、イギリスでの臨床に挑戦してみようかと思いました。臨床家として働きたいのですが、私が持っている資格は日本の専門学会認定専門医とその他もう1つの所属学会認定専門医の二つだけです。PhDも在りません。今は大学は退局しコメディカルの為の学校の附属病院で働いております。したがって先生の様な方法で受け入れてもらうことは無理なようです(コネもありません)。PLABテスト受験が必要ですが、しかしなかなか情報がはっきり掴めず困っております。ご存知のように参考書などはJAYPEEというインドの出版社が有名なようですが、いったい本当に良いのか見当もつきません。つきましては先生の最もお勧めの受験参考書等をお教え頂けませんでしょうか。イギリスで先生がご親交のあったforeign Drs.のご意見でも結構です。昨今の英国の医療状況は先生のホームページのおかげで重々認識いたしました。しかしまた状況は変わるかもしれませんし、英国の資格を取っておけば欧州は不可でも他の旧コモンウェルスの国々ではもしや仕事も在るかもしれないと希望的に考えています。ご多忙中大変恐縮ですがよろしくお願い致します。

投稿者 lone rabbitさん : 2007年05月14日 22:17

>lone rabbitさん
コメントありがとうございます
参考書のほうはPLABのほうは私は受けていないのでPLABを受けた友人にきいてみますが、アフリカ出身のその私の友人は腎臓内科、泌尿器科専門医で、PLABにも受かり、IELTSという英語の試験にも受かり、それで、専門領域を投げ捨ててすべてありとあらゆる分野の一番下のレベル(大学卒業したての研修医JHOという血液検査や病棟係だけの下働きドクター)に応募しているのに、まだ仕事にそれでもありついていません。

PLABに受かっても、IELTSを通っても、仕事にありつかないと、GMCの登録がとれないので、医師免許として認められません(仕事のオファーが来て、はじめて、就職先のほうで書類を書いてくれて、それをGMCに提出して最終的に登録できるというシステムなので)。また、1年以上、GMCのもとで働かないと正式な登録ができないのですが、JHOのようなジュニアのもらいやすい仕事はすべて半年契約のシステムになっているので、仕事を1回もらっても、また次の半年就職先探しをしなければいけませんし、そこで間があいてしまうひとも少なくありません。

流れはPLABに受かり、IELTSに受かり、2回仕事をもらい、ようやく「イギリスで臨床医として働ける免許」となるわけです。

今BBCのHPにいくとそのイギリス人でもジュニアレベルのドクターが仕事探しに難渋している様子が大問題になっています。http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/6657485.stm
イギリス人の医師でも仕事探しが難しいのに外国人はそれ以上に難しいのです、今はむちゃくちゃみたいですよ

アフリカ諸国、フィリピン、インドから大量の何とかイギリスで働きたいというドクターが後をたたず、どのくらい仕事探しばかりしているか、日本人には理解しがたいレベルです。そういった外国人医師達は全てを賭けて何が何でも、ですから、やはり私とレベルが違うなあと思ったのです。私が考えていたようなQOLを求めて、という優雅なものでは決してありません。

今の状況ではPLABは多分廃止の方向に向かって行くと思います。どうしても、お気持ちは分かりますが、one rabbitさん、PLABを受けていくこの方法は大量の他のインド人の外国人医師がロンドンでデモを繰り返してその後泣く泣くイギリスを去って行った状況を考えるとおすすめできません。

fellowshipのシステムを利用してみる、または国境なき医師団や赤十字、JAICAなどを通してみる、というような方法を私も考えているところですがなかなか突破口が見つかりませんが、そのような方法をとる以外は「医師」として臨床をするのは難しいと思います。

投稿者 にのちかさん : 2007年05月16日 09:58

仁野千香先生
 早速お返事を頂き、お忙しい中本当に有難うございました。最近の英国事情はよく把握していませんでしたがPLABが廃止の方向に行きそうだとは驚きました。う゛~む、なかなか厳しそうですね。研修医の病棟番からやり直しというのは40おじさんにはちょっときつい。私は取り立てて取り柄も無いのですが、癌の手術は今までやってきたのである程度は自信は有るのですがでも英語のペーパーも書いてませんし単に何例か手術してきたというのだけでは何の助けにもならないのでしょうね。貴重なご意見を有難うございました。ただ一応PLABの参考書についてはお友達のアフリカ人の先生の情報を頂けますでしょうか?お忙しい中本当にすみません。
 ところで私はブログというものにはあまり詳しくなく、というより今回先生のに投稿したのが初めてだったので、しくみがよくわからないのですが、ブログで投稿するときには自動的にメールソフトを経由しているのかなあとか思って。そうすると先生はすでに私の名前から活動経歴をご存知なのかなあと思ったのですが。私は以前アフリカでアフリカ人の先生と働いたことがあるのですが、とっても印象深かったのを思い出しました。

投稿者 lone rabbitさん : 2007年05月16日 18:50

Ninochikaさま

気がつけば(ninochikaさんの北海道での日々が載っている新しいサイトの方はちょくちょく拝読させていただいていましたが・・)以前の私のコメントにお返事をいただいていたようでありがとうございました。私の方の状況は、異動&就職はまだ実現にはいたっておらず、でも近々インタビューがあるのではないかと期待している段階です。コメントいただきましたように、VISA関係他いろんな書類があって大変です。「“いろいろ”大変でしょうが」、の“いろいろ”をカミシメテおります。おっしゃるとおりです!

そして、lone rabbitさんのコメントも読ませていただきました。
Ninochikaさんのお返事に書かれているように本当に厳しいと思います。私がこれまでニュース、今いる研究所や病院で出会った、あるいはPLABのためのコースで出会った外国人医師の状況を考えると、法律が変わらない限りとても難しいです。現にその中にいる私がいうのも変な話ですが、私も本当にあとどれくらいイギリスにいれるかわかりません。この秋に帰国かもしれません。以前のコメントにも書いたように私の場合、日本で出会った上司・同僚たち、その仕事のご縁からさらに出会ったイギリスでの上司たちや友人たちの助け、まさにラッキーの延長線上に今の環境があります。これを返すにはもう一生懸命私のできることを、信念をもってやるしかありません。だからイギリスに残れるのもよし、そしてまた日本に帰ったとしてもどこかに働く場所はあるでしょう、と思っています。

「夢あきらめきれず」の思いもわかるつもりです。なので、御参考になるかわかりませんが、私が勉強したPLABの方法を下記に書きます。
PLAB part1:とにかくたくさんの問題をこなすこと。Amazon.ukからPLABの本がいろいろ買えます。PLAB 1000Extended Matching Questionsなど。それとインターネットの123docというサイトに登録すると(1ヵ月単位で払う)さらにたくさんの問題にアクセスできます。ちなみに私も日本の国試を受けてから10年以上経っていましたから、日本の友人に頼んで送ってもらった懐かしのイアーノート(もちろん最新版!)もざっと見直してから英語の問題と併用しました。だって、問題文の意味すらわからないことも多々ありましたので。だからパート1に関しては充分日本で準備できます。
PLAB part2:これに関しては、模擬患者や模型を使った実際的な試験なので、かなり強くどこかのコースin UKに行かれることをお薦めします。そこでとてもよい友人にも会えたことも嬉しかったですが、正直体力的にも精神的にもかなりきつい10日間でした。これがなければ合格できたとは到底思えません。いまだに何で受かったのかわからないくらいですから・・。

ながながとしたメールになりました。御参考になれば幸いです。蛇足でしょうが、同じ外国というのなら、アメリカの方がまだチャンスがあるのかもしれません。
GOOD LUCK!!!

投稿者 marikoさん : 2007年05月17日 23:31

Mariko先生
 大変丁寧な、そして親切なアドバイスを頂き本当に有難うございました。ちょっと出張していたものでお返事遅れてすみませんでした。実はninochika先生にMariko先生のご連絡先をお聞きしようかなとちょっと考えていたところでした。
なるほど現場を体験した(している)方々の意見を聞けば聞くほど、お勧めでないということが良く判りました。確かに私は試験が終わった後仕事が無くて何年も待っていられるような学年ではないです。働き続けて社会に役立っていないとちょっと気持ち的に苦しいですね。やはり今続けているfieldで頑張って行こうと思いました。でも確かにほんの5年前ぐらいまでは比較的広い門というかBMAのページなんかでも英国の医師の31%は外国人とか誇っていましたのに。私はドイツやオーストリア人医師の友達がいるのですが、彼らは本当に仕事が無くて困っていました。EU国籍の彼らでさえ北欧では比較的容易だが、英国では仕事のポストを探すのは至難の業だと言ってました。
PLABの情報も本当に参考になりました。有難うございました。

投稿者 lone rabbitさん : 2007年05月23日 19:24

lone rabbit先生
こちらこそお返事ありがとうございました。あくまでも一意見として・・と思いコメントを送ったのですが、いずれにしてもいろいろな意見を聞かれて&考えてのご自身の決定でしょうから後悔がなければそれでよしですよね。しかし、「・・な学年ではない」「社会に役立つ」はちょっと今の私にはグサッときましたが(笑)今後挽回するということで許してもらいましょう。いずれにしても病院近辺にいるのでhappyはhappyですけれど・・。何か情報など役にたつ(かもしれない)ことがあれば聞いてください。ブログのコメントを出すと自動的ににのちか先生にはメールアドレスが送信されているのかそんな初歩的なことすらわかりませんが、もちろんアドレスを聞いていただいても構いません。最近いろいろな方のブログというものを発見して読みはまっていますが、つくづくみなさん大変な中、それこそ「役に立つ」情報を発信&返信していらっしゃるのに感心していました。にのちか先生(ninochikaではなくninotchkaだったのですね。失礼しました)のイギリス研修の情報もとっても面白くためになりました。改めてありがとうございました。lone rabbitさんの今後のますますのご活躍もお祈り申し上げます。

投稿者 marikoさん : 2007年05月25日 03:19

Mariko先生
 こんばんは。すみません。私がもし先生に失礼なことを言ってしまっていたら本意ではありません。お許しください。私は日本で働くだけが良いとは思いません。世界のどこで働いていても患者さんの為になればそれは良いことだと思いますが。
今後ともよろしくお願い致します。lone rabbit

投稿者 (匿名)さん : 2007年05月25日 22:56

>marikoさん、lone rabbitさん、
コメントどうもありがとうございます。
今となってはイギリス時代が懐かしいことばかりです。
もっと書いておけばよかったんですが、病院の話って公開がなかなか難しいですよね... またいい情報があったらお願いします

投稿者 にのちかさん : 2007年05月30日 13:57

にのちかさん marikoさん lone rabbitさん。
こんにちは。はじめまして。医師歴若干5年現在大学院整形外科医のShiroです。5年前医師国家試験合格後漠然とUKに留学(遊学?ほぼフリーター&footballer)して帰って仕事をはじめ今に至るといった経歴な私です。私も帰国後、当時英国で働きたいという強い気持ちがあり、いろんな方法を模索し、現実に可能かどうかを検討していましたが、やはりそんなに簡単なものではなく、仕事は拍車をかけて忙しくなり、いつしか忘れてしまってました。今は、仕事が充実しており、海外に行く機会も多いので、今すぐにでも英国へという状況ではありません。しかし、英国を去るときに決めた、次は医師としてと行くという気持ちは、今も心に残っています。時々、イギリス医師への道をネットで検索していました際、一年前にこのブログに出会いました。そこで知った現状はとても過酷で非常にがっかりしました。しかし、このブログのお陰で、得体の知れない漠然としたものではなく、たどり着く可能性は0に近いですが、そのゴールまでの地図をみせてもらえたと思ってます。すごく感謝しています。半年?から1年ぶりぐらいに今回見せてもらいましたが、状況はにのちかさんが指摘されたような状況になってきていますね。今後またどう変わってくるのか、誰にもわかりませんが、英語は常にやっていこうと思ってます。そして、留学生、研究者どんな形でもいいので、英国に医師として数年生活したいと思ってます。また、何か進展ありましたら、お話聞かせてください。ところでにのちかさんは、帰国されたのですか?よかったら教えてください。
そして、みなさん、それぞれのFieldでBestを尽くしましょう。

投稿者 Shiroさん : 2007年07月17日 14:27

>shiroさん
コメントありがとうございます、ほんと一昔まえなら叶ったかもしれない夢がだんだん遠のいて行きそうで悲しいですね。私もチャンスがあったらまたイギリスで働きたいと思っています、進展があったらまたお知らせします。そうそう、今帰国しています、北海道帯広の、開西病院という整形外科中心の病院です。

投稿者 にのちかさん : 2007年07月18日 13:57

初めて投稿します。
日本で心臓外科をやっていますが
先日見学をかねて英国に行った際
強力なコネもあったせいか、あちらの
コンサルタントからレジストラにとってあげる
といわれました。日本では外科認定医をもっているだけで
IELTSはS7 L7 W6 R7という成績でした。
GMCを読んでいるとlimited registrationでいいかと思いましたが
a letter issued by a UK medical Royal College or Faculty confirming that they have completed the equivalent of basic specialist training and are eligible to enter higher specialist training in the UK.
というのをどうやってもらえばよいでしょうか、、
また、IELTSのスコアが下がっているように思いますが
もし最新の上方を教えていただけたら幸いです。

投稿者 留学希望さん : 2007年08月20日 21:07

>留学希望さん
レジストラのポスト、いいですね、とにかく、下の仕事をしないで手術ばっかりやらせてもらえるのでとってもいいポジションです。是非ゲットできるように頑張ってくださいね!!!

コンサルタントが快く「レジストラにとってあげる」と言ってくれたのだとしたら、そのコンサルタントに申請書類を書いてくださるようにお願いしといてください。

そして
まずsponsorに問い合わせをしなければいけません。これは外科医の場合はRoyal College of Surgeonsです。私の場合はRoyal College of Surgeons of Edinburgh, Nicolson Street Edinburgh EH8 9DW Tel: 0131 527 1600に問い合わせをして、limited registrationの為には何が必要か、そこのLimited registration 係のMrs Mackieという人に必要書類を教えてもらいました。現在GMCはlimited registrationのシステムを廃止したようなので、sponsor(日本語でスポンサーというとお金を出してくれる人のように聴こえますが、ここではただ単に働けるための許可をGMCからとってくれるための信頼おける機関の意味で使われているようです)にきくことしかないのではないかと思います。私の場合はsponsorであるRoyal College of Surgeons of Edinburghに問い合わせをして、そこから、レジストラにしてくれると言ってくれたコンサルタント宛に書類が送られ、コンサルタントが記入する申請用紙があるのだそうです(面倒らしい)。自分のほうは、医学部卒業証明書の本物と英訳、・医師国家試験免の本物と英訳、B型肝炎ワクチン証明、2年以内に受けたIELTS(academic module) のスコアが4つのセクションすべて7以上であること(これが下がったのかどうかは私はわかりません!どこにも書いてないし。)・日本から2通推薦状(英文)・ Certificate of Good Standing 、・ 英語で書かれたCV・ そしてロイヤルカレッジに500ポンド(約10万円)とGMCへの登録料(約6万円)が必要です
と言われ、すべて用意して、その書類をみんなRoyal College of Surgeons のMrs Mackieにわたすと、Mrs MackieがGMCに連絡をとってくれて、GMCからLImited Registrationがとれるので以下の書類に記入してくださいetc、と連絡が来ました。

とーっても面倒ですが、まずはRoyal College of Surgeons (EdinburghまたはEngland)に問い合わせをする、または、コンサルタントに問い合わせをしてもらって下さい。

Good Luck!

投稿者 にのちかさん : 2007年08月21日 18:56

早速の返事ありがとうございます。
詳しいコメントいただいて本当にうれしいです。
ただ、さらに質問してもよろしいでしょうか。

場所はロンドンなのですが、この場合は
royal college of surgeons of England
に問い合わせでよろしいのでしょうか?

GMCのホームページをみると以下の項目当てはまると思います。
Registering as a doctor – graduates from medical schools in countries outside the UK and EEA who are members or fellows of a Royal College or Faculty in the UK or Ireland (formerly known as completion of basic specialist training)
これでよいのですか?

英語についてはGMCのホーミページに
That you have obtained an overall score of 7.0, with minimum scores of 7.0 in speaking and 6.0 in listening, reading and writing.
とかいてあって、逆に全ての項目で7以上という条件を
GMCのホーミページでどこにもみつけれないのですが、

なんだかGMCのホームページをみていてもなかなかわかりにくいのですが、どうもIELTSの点数とroyal college of surgeonからの
書類が肝のようなので質問しました。お手数かけてすいません。
メールアドレスも書いておきます。
お返事いただけたら本当に嬉しいです。

投稿者 留学希望さん : 2007年08月22日 21:43

あ、質問の意味わかりました。

えっとですねGMCのサイトにいって
Registering as a doctor – graduates from medical schools in countries outside the UK and EEA
の項目のうち
外国人医師が医師としてGMC登録をするには
1,The Professional and Linguistic Assessments Board (PLAB) test
2,Sponsorship approved by the GMC
3,Members and fellows of a medical Royal College or Faculty in the UK or Ireland (formerly known as completion of basic specialist training)
の3つのルートがあるのですよ。

そのうち上にコメント下さったMariko先生はきちんとこの1番のルートでGMCのregistrationをすませたわけです。これはPLABテストとよばれる医師国家試験のようなものです。インド人とかの多くの外国人医師はこのルートで、なんとか滑り込もうとしています。でも問題は上にも書きましたが、PLABに通ってもすぐGMCにregistrationができるわけではないのです。変なシステムなので日本人にはほんとーにわかりづらいですが。先生の場合はコンサルタントから仕事のオファーがあるので、PLABに通ればそのあとは話は他の外国人医師よりは簡単かもしれませんが...。

私は2のルートでGMCのregistrationをとりました。説明すみですね。

先生はご自分は3のルートでいけるのではないかと思っているわけですね、これはですね、PLABテストではなくてMRCSという外科医の試験をとおったひとだけがもらえる称号(membership)またはFRCSというその次の試験がとおるともらえる称号(Fellowship)があるひとを対象に書いているので、このルートでいくならば先生はMRCS試験をうけなくてはいけないと思うのです。コンサルタントの名前の横によくFRCSとかってタイトルがついていますが、それです。外科医(Royal College of Surgeons)の試験はすごーくむずかしい(特にFRCSは)ので、みんな何年も何年もそれに向かってコンサルタントになるために勉強しているのですよ。
MRCSは日本で言うと専門医試験のようなもので、
This is the Intercollegiate general surgical exam, consisting of 2 papers, an oral, a clinical and a clinical communication skills exam. Completion of this exam is a requirement for Certificate of Completion of Basic Surgical Training
のようなものです。これに通ると外科医としてベーシックなトレーニングは終りましたよということになります。仮にMRCSの試験を受けないとして、このルートでいくとしても、どちらにしても、Royal College of SurgeonsからこのBasic Surgical Trainingを終えていますよ、という証明書(手紙)をもらわなくてはいけないので、そうなるとルート2とあまり変わらないと思います。

英語に関する取り決めは1と3の場合は多分IELTS all 7でなくてもよさそうですが、ルート2の場合は多分IELTS all 7が要求されるような気がしますが、これはRoyal College of Surgeonsに問い合わせしてみてください。

Royal College of SurgeonsはEdinburghでは間違いなくそういったことの説明をしてくれるはずですが、EnglandのほうでもちゃんとLimited Registrationの係のひとがいるのかどうか、そういったシステムを説明してくれる人がいるのかどうか、HPをいろいろ見てみましたが分かりませんでした。それよりも、Limited Registrationは廃止する方向だ、というようなことまで書いてあるので、どうなんでしょうか?それはコンサルタントを通して聞いてみてもらったほうが話がはやいかも?しれません。

ほんといろいろ大変ですよ。一人で悩まずに、まずいろんな人にアタックする事で道は開けます! コンサルタントに遠慮せずに頼んだ方がいいと思います、それからRoyal College of SurgeonsのEdinburghとEnglandの両方にメールそ出してみたりしたらいかがでしょうか。がんばってください!また何かあったらコメントください。

投稿者 にのちかさん : 2007年08月22日 23:12

初めまして。
現在臨床研修医1年目の者です。
もし、日本の医師免許を持っている人間がイギリス人と結婚してイギリス国籍になった場合、医師としてイギリスで働くにはどうしたらよいのでしょうか?誰かご存じの方はいませんでしょうか?
よろしくお願いします。

投稿者 kkさん : 2007年10月08日 09:10

>kkさん
私もイギリス人と結婚していますが、そのこと自体はあんまり医師免許(GMC registration) には関係ないかもしれません。
まずイギリス国籍をとるには5年イギリスに住まなくてはいけません。
いちおう、日本で何年かの臨床経験があって、学校の成績が優秀で,
英語の試験優秀(IELTS7以上)etcなどの条件があればBritish councilを通じて交換学生のような形でイギリスで期間限定で医療の世界に入れるかもしれません。(1年目であれば、まだ国試の内容を覚えているでしょうから)PLABという試験をうけ、受かると、もしかしたら雇ってくれる病院があるかもしれませんが、受かったからといってすぐ就職先がみつかるわけではなく、就職先がみつからなければGMCに登録できないので、働けません。イギリスの医師免許というのはGMC registrationのことですが、最近は海外で資格をとったOverseas doctorsのGMC registrationは制限しているようなので(外国人医師が余って来ているので)事実上不可能に近い状態になってきていると思います。
仮に向こうに5年住んでイギリス国籍をとったら、visaをもらえるので、就職先探しは少し楽になる可能性はあります。イギリスの医学部に編入するのも手かもしれません。
いままでも色々書いているので、GMCのウエブを見たりして分からなかったらまたコメントください。

投稿者 にのちかさん : 2007年10月08日 10:53

はじめてお便り申し上げます。
私は、日本の医学科6年で、
将来は腫瘍内科医を目指しています。
内科医としての基礎をしっかり作るため
臨床研修のシステムの整ったアメリカでレジデンシーを受けられるよう、
地味ながら準備している最中なのですが
出だしは遅れ気味で、当面の課題は
USMLE STEP1の合格です。

一方で、昨年医学教育振興財団よりイギリス病棟実習をさせて頂いた際の先生方との出会い(個人的にイギリスの方が親近感があるということもありますが…)を通して
可能ならばイギリスで臨床研修を、とも思うようになりました。
このホームページには、先日、運命的に出会うことができました。
先生をはじめ、先輩先生方のご意見、
とても参考になりました。ありがとうございました。

そこで、改めて、
どなたかご覧の方にお伺いできたらと思っているのですが、
皆様がイギリスでの研修、あるいはお勤めを選ばれる理由を
教えて頂けませんでしょうか?
卒後医学教育、ということに焦点を当てた場合に
アメリカ、イギリス、どちらでお勉強した方が
効率が良いのでしょうか?
あるいはどちらが良い、悪いではなく、
相違点とは、どのようなものなのでしょうか?

勿論、
そもそもそのチャンスを得られるかどうか
というところに問題があるのは承知しておりますが、
あえてお伺いできたら幸いです。

それでは失礼いたします。
長文失礼いたしました。

投稿者 yukieaaさん : 2007年10月22日 19:33

>yukieaaさん
メリットのこのサイトの調子が悪くてすみません。
アメリカのことはよくわからないのでごめんなさい。私はただイギリス人の夫というだけでイギリスに行ったので,特にコネもないし、大学を通しての話でもないし、という形だったし、いろいろ苦労しました。アメリカのほうが、試験に通りさえすれば働けるチャンスはしっかりありそうな気がしますがそのへんの実際はわかりません。イギリスにコネがしっかりあればあまり給与の面などでこだわらなければ研修させてもらえるかもしれませんが。研修1年目はHouse officerといって下働きになってしまうのはあまりどこの国でもかわりはないような気がします。まだ卒後すぐ、というところがちょっと難しいかなあ、医学生のレベルで行った方がまだいろいろ見れる、もしくはある程度専門医になってからのほうがいいような...あまりお役にたてなくてごめんなさい。
あ、そうそう、アメリカの医療のお話ですが、もしご興味があれば現役のドクターが最近書かれた本、Atul Gawande著 Complicationsという本を読んでみてください。アマゾンで買えます、日本語訳はないみたいですが。アメリカの医療現場の話、ドクターの本音、面白いですよ。

投稿者 にのちかさん : 2007年10月24日 10:49

にのちか先生


ご多忙中、丁寧なアドヴァイス、
本当にありがとうございます。
実習中はSHOのお仕事ぶりはみられたのですが
JHOが実際どのようにお勉強していたのかは
知ることができませんでした。
先生のおっしゃるように、JHOがただの下働き、で
SHOがレジストラー、コンサルタントの先生方との
コミュニケーションの中で
じっくりお勉強なさっていた様子とは
違う世界に生きてるのなら、
チャレンジする目的にそぐわないようです…。
勿論、運と努力で
渡英できたらJHOどまりで帰国はしないと思うのですが…。


また、ご指摘下さったように
腫瘍内科を学ぶ、という目的での留学希望なら
専門医になってからその時点での
法律的な事情も踏まえて
作戦を練る、ということも大切なのですね。
ありがとうございます。


国家試験が終わり次第、
渡英して実習先にもう一度訪問する予定にしていますので、
その際に先生方やコーディネーターの先生に事情をお伺いしたり、
コネづくり…とはいかないかもしれませんが
自分の将来像をお伝えしたり出来たらと思っています。


ところで、当初より、
自分のキャリアのいつかに、
医学教育学に関してイギリスの大学院で
お勉強する、ということを計画しているのですが
このこと自体が臨床研修先をゲットするのに
有効に働くことはほぼ無いということは
このサイトでのディスカッションをうかがう限り
間違いないのかな、と感じております。


先生のお勧め下さった『Complications』、
3年次にBIDMC,Boston内のラボに基礎研究配属中、
購入して読みました!
にのちか先生と同じ御本を手にとっているなんて、
なんだかとても嬉しいです。
明日の産婦人科のテスト勉強の合間に
ちょっとまた開いてみたくなりました。


このサイトに投稿なさっている皆様の、
大変でも頑張る、という意気込みを拝見して
私も来年から働くことになりますが
忙しさにかまけて目標を見失わないように
地に足をつけて日々のタスクをこなすことと
先を見据えて逆算で今していなければならないこと
の二つのバランスを上手にとれるようにしたい、と
改めて思いました。
まだまだ、いろんな面において青二才の私ですが、
いつか世の中の役に立つ人間になれたらと真摯に思っています。
自分自身や周りの大切な人達がhappyであることと同時に。


にのちか先生、
お返事、そしてこのサイトを作って下さったこと、
本当に有難うございました。
また、留学のことはご報告させて頂けたらと思います。


それでは失礼致します。
どうぞ御自愛下さいませ。

投稿者 yukieaaさん : 2007年10月25日 23:37

>yukiaaさん
コメントありがとうございます
わ〜。ボストン本場で本を何年も前に読まれたのですか!すごい!
こういった質問を頂く度にそのドクター(または医学生さん)がどこまで英語ができるのかわからなくていつも返事に困る事が多いのですが、yukiaaさんはその点、本物ですね。yukiaaさんなら、インターナショナルなドクターになるのではないかと期待いっぱいになりました。他のひとがしていないことをするのは大変だと思いますがどうぞ自分の路を切り開いてがんばってください。

投稿者 にのちかさん : 2007年10月31日 11:15

はじめまして、
私は日本の医学部4年の学生です

将来的に海外での臨床留学、研修を
を経験したいと考えています

私はまだBSLも回ってないということで
確定した進路ではないのですが
診断学に興味があります。
私の中にはイギリスには診断学の専門としてのGP像があり
それを学ぶことができたらと考えています
実情はどのような感じなのでしょうか?
(もしも先生に伺うのが見当違いでしたら
  申し訳ありません)

また、なぜアメリカでなくイギリスかというと、実はイギリス人の女性と交際していて結婚を考えています。
その彼女の希望や彼女の帰国を待ち望んでいる親御さんとの関係も考慮に入れ、また自分の経験としてもせめて数年間は医者としてイギリスで働きたいと思っていました。

しかし、先生のブログへの書込を拝見し、いかに困難なことか
わかりました。
医師としてイギリスにすむには
・留学希望さんのような実力と運を兼ね備える(これが一番理想ですが)
・大金をはたいて大学院に入る
・PLAB合格した後、可能性の殆どない就活に望みを託す
という選択肢しかないようですが、
他にイギリスで働く方法はありますでしょうか?

先生の知恵をお借りできたら幸かと思います。お忙しい中お手数ですが よろしくお願いいたします。


投稿者 bassyさん : 2007年11月16日 00:52

>bassyさん
イギリスGPですが、surgery (GPの働いているところ)の設備がかなり限られていて、レントゲンやもちろんCTなどの検査一般もかなり時間がかかるので、ほんとうの診断学と成りうるのかどうか...どちらかというと専門医に送る振り分け作業も多いし書類ばっかりでそれが大変そうです。私のGP目指していた同僚は、まずは各科を6ヶ月ごと回ってそれからGPへ、という感じでしたから、やはりまずは各科が先でしょう。各科での専門領域での診断があって、それからGPとしてやっていくわけで、「GPとしての診断学」というものが存在するのかどうか、疑問です。全身を見れる医師というのは単にその各科での知識がきちんとある、ということなのでは? 診断学ならQQのほうが勉強になるかも?

いかに検査をしないで病気の予測をするか、あとは慢性疾患の経過をコントロールできるか、ということならGPで勉強するのもいいかもね。

イギリスで働く方法...日本とおんなじで全てはコネですからBritish Councilをあたってみたらいかがでしょうか?あとは自分の大学で、イギリスに留学した経験のあるえらい教授クラスの先生とかを探して、その先生に会いにいって、その先生に留学先を紹介してもらい、その留学先に手紙を書いたり、見学に行かせてもらったり、ということからはじめてみてもいいかもしれません。まずは誰かひとりとっかかちができれば、そのひとから他の人へ、というふうに紹介してもらえるものですから、がんばって一人のひとにダメと言われたら、じゃあ誰か紹介してください、という風に食い下がる努力が必要ですよ!大学同士の交換留学とかもいい手だと思います。千葉の亀田総合病院ではイギリスからのドクター留学生を受け入れていますから、一度問い合わせしてみたら?まだ4年生なので、一番いいのはPLABに受かる事だと思いますがいかがでしょうか?

投稿者 にのちかさん : 2007年11月16日 13:58

にのちか先生

お忙しい中、こんなに早く丁寧に返信をしていただいてありがとうございます。
実は、先日ブリティッシュカウンシルのIELTSの説明会にいって来て、今度レベルチェックを受ける予定です。おそらく通うことになるのでその際情報を集めてみます。正直今の自分の英語レベルではレベル7、や6.5には届かないので来年1年をつかいそこまで上げられればと思っています。まずはyukieaaさんのように医学教育振興財団の研修にいくことが目標です。
それがクリアできたら次は国試、PLABという感じでいこうと思います

GPについては目指すかどうかはまだわかりませんが、私の大学に臨床留学にたいしてオープンな総合診療部があるのでBSLのときに色々聞いてみるつもりです。また、亀田病院の先生にも伺ってみようと思います。
因みにQQというのは救急のことでしょうか?

投稿者 bassyさん : 2007年11月16日 15:30

>bassyさん
英語の勉強がまず第一ですね!IELTS大変ですよ〜。
試験だけでなく、向こうにいって可愛がられる(面倒見てもらえる)かどうかはまず英語力ですから、英語が下手では第一歩が踏み出せませんからね、がんばってくださいねー。若いし彼女もいるからきっとあっというまにうまくなりますよ。QQは救急です。
また進展があったらお知らせください。

投稿者 にのちかさん : 2007年11月16日 17:53

にのちか先生

アドバイスありがとうございました。まずは地固めからしっかりやって行きたいと思います。これからも何度かお邪魔するかもしれませんが、そのときはよろしくお願いします。

投稿者 bassyさん : 2007年11月17日 16:52

はじめまして。
質問させてください。
医療技術指導ということで、数か月の予定で誘いを受けました。GMCの限定医師登録申請を行いますが、その際受けるEnglish testの内容およびレベルを教えていただけないでしょうか。自分の語学力レベルが高くないのでお尋ねします。
よろしくお願いします。

投稿者 やったるでぇさん : 2007年12月08日 23:04

>やったるでさん
英語のIELTSのレベルは結構高いです。普通は(私も含めて)試験に通るまでに数年はかかるのではないでしょうか...

投稿者 にのちかさん : 2008年01月16日 08:09

にのちかさん

ご丁寧にお答えいただきまして、ありがとうございました。

投稿者 やったるでさん : 2008年01月30日 10:34

はじめまして。
英国の医師留学について調べていてこのページにたどり着きました。VISAについて質問させてください。

卒後9年目で現在日本で医師をしています。4年前に英国の病院に4ヶ月間、短期研修をしました。その時は6か月以内だったのでvisaなしで渡英しました。今回、同じ施設の教授からもう一度来ないかとお誘いを受けました。しばらくはfinancial supportなしで勉強して、2年くらいかけてMRCとGMCを取って、staff positionにapplyしないかといわれています。できればそれを目標に渡英しようと思っています。そこで、最初はどのvisaを取っていくのがいいのでしょうか。調べたところ、academic visitor, work permit, HSMPがあると思います。しばらくはwork permitは得られないと思いますし、HSMPを取るだけのIELTSの点数を取る自信が今はありません。お聞きしたいのは3点で、

1.academic visitorの場合は最長で何年滞在できるのですか?また延長は可能ですか?
2.academic visitorからwork permitに変更する場合は日本に一度帰国する必要があると聞いたのですが、home officeから許可が出たのち帰国して申請すればいいのでしょうか?申請後は取得までにどれくらいかかるでしょうか?
3.HSMPを取得する点数は足りており、IELTSが基準点を超えていれば申請できそうなのですが、点数は決まっているでしょうか。

また、僕のような立場に対して、何かアドバイスがあればよろしくお願いします。

投稿者 Kazuさん : 2008年02月26日 08:13

>Kazuさん
わーいいですねえ。私は学生VisaからWork Permitにしたのでその他のvisaについてはあんまり詳しくないのです、知り合いに聞いてみますのでしばらくお待ち下さいね

投稿者 にのちかさん : 2008年02月27日 20:56

にのちか先生

ご返信ありがとうございます。お手数ですが、よろしくお願いします。

投稿者 Kazuさん : 2008年02月28日 08:27

以下友達からもらったメールをここにのせておきますね。

ーーーーー

2005年上半期にHSMPを取得した時の経験と知り合いなどから聞いた話にも基づいたもので、きちんとしたアップデートはしていませんので、その辺はご了承下さい。
まずはビザの種類ですが、上記3つは似て非なるものかと思われます。
簡単に言うと、
academic visitor
visitor=訪問者としての滞在許可証
Work Permit
就労許可証
HSMP
英国への移民(就労を含む)許可証

という前提で下記のご質問に移ります。

> 1.academic visitorの場合は最長で何年滞在できるのですか?また延長は可能ですか?

滞在は最長で1年、延長は不可能と思います。

> 2.academic visitorからwork permitに変更する場合は日本に一度帰国する必要があると聞いたのですが、home
> officeから許可が出たのち帰国して申請すればいいのでしょうか?申請後は取得までにどれくらいかかるでしょうか?

先の通り、自分がビザを取得する際、考慮に入れていなかったので、work permitに関する知識および経験がないため、あまり参考になるお答えができず、すみません。

> 3.HSMPを取得する点数は足りており、IELTSが基準点を超えていれば申請できそうなのですが、点数は決まっているでしょうか。

私がHSMPを申請した2005年には、決まっていませんでした。

> また、僕のような立場に対して、何かアドバイスがあればよろしくお願いします。

たぶん、上記のご質問の正しい答えはHome officeのホームページの中にあると思います。
http://www.homeoffice.gov.uk/passports-and-immigration/visas/?view=Standard

最近は分りませんが、かなりアップデートが激しいので、マメにチェックされる事をお勧めします。
また、何らかの理由で自分でフォローアップしきれないと判断した場合は、エージェントを使うというのも一手かと思います。

投稿者 にのちかさん : 2008年02月29日 07:58

にのちか先生

どうもありがとうございました。ホームページ等を拝見して、大分理解できました。またご相談することがあるかもしれませんがよろしくお願いします。

投稿者 Kazuさん : 2008年03月03日 07:43

にのちかさん

今年の4月からロンドンに医学研究留学する予定です。
日本の医師免許をもっているとロンドンの日系医療施設で働けると聞いたのですが本当でしょうか?基本は研究なので週1,2回働けたらいいと考えますが、そのようなことは可能でしょうか。なにか情報をお持ちでしたら教えてください。

投稿者 あこさん : 2008年03月08日 19:21

>あこさん
ロンドンならありそうです。どこかでちらっとそんな話をきいたことがありますが、私はエディンバラだったのではなから気にかけていなかったので、分かりません。ごめんなさい。

投稿者 にのちかさん : 2008年03月11日 18:39

お返事ありがとうございました。現地で情報を集めてみます。またお邪魔します。

投稿者 あこさん : 2008年03月13日 22:31

昨年秋にイギリスでの就職について質問した学生です。また失礼いたします

最近大学の病理学教室で勉強をさせていただいているのですが、どうも日本で病理医というといわゆる一人病理医が多いようで、また医師として比較的控えめな存在らしいです。

しかし、アメリカに留学された先生のお話ではアメリカではsurgical pathologistは臨床医としての地位が高く評価され、待遇もよいとのことでした

イギリスでの診断病理医の立ち位置、処遇など ご存知でしたらお教え願えますでしょうか?
また、イギリス人以外の先生で病理医としてイギリスの病院に在籍していた例をご存知でしょうか?

P.S. IELTSのバンドは平均6.5で初回としてはまずまず(?)でした。これからもコツコツやっていきたいと思います。

投稿者 bassyさん : 2008年05月14日 20:42

いろいろ詳しい情報、ためになりました。
Certificate of good standing
これの意味が良くわかりません。何処でもらうものなのでしょうか。ドイツに行く予定ですがやはりletter of good standingが必要とのことですが、分からなくて検索して、ここにたどり着きました。
教えていただけると大変ありがたいです。

投稿者 あやさん : 2008年08月05日 15:45

去年の夏に投稿したものです。
いろいろ紆余屈折があったのですがやはり
PLABをうけるのが一番と思い、えいやとこの夏
ロンドンに受けにいったら運良く受かりました
本格的にPLAB2を受けることを考えはじめましたので
どなたかよろしければ対策を教えていただきたいのと
あとPLAB2を受かったとしてどのようなステップをふみ
どんな困難さとGMCの手続きに期間がどれくらいかかるのか
参考になる意見をいただけるとうれしいです。

むこうのコンサルタントは再来年の1月から働けると
いいなといっていますが、これからPLAB2の準備をして
いろいろ手続きをすると間に合うものでしょうか、、、

投稿者 留学希望さん : 2008年08月07日 00:12

おめでとーございます!よかったですね!

PLAB2については英語で検索したほうがいいかもしれません
むこうのコンサルタントの許可がおりていれば就職する際に必要書類をコンサルタントが書いてくれさえすれば大丈夫ですよ。GMCの言う通りの書類を用意すればいいと思います。また教えてくださいね。

投稿者 にのちかさん : 2008年08月07日 08:01

はじめまして、先生のイギリス研修医生活からこちらのサイトを拝見させていただきました。

私は現在UCLで医学科(2年生)で勉強している日本人学生なのですが、いくつか先生に意見を聞きたく、相談に参りました。

現在私はUndergraduateでUCLの医学科にいるのですが、すこしイギリスの医療システムですこし分からないところがあるのです。

まず、FP1とFP2についてなのですが、これはやはりイギリスでしなければいけないのですよね?
つまり研修はすべてイギリスでするという形になるというのが私の見解なのですが、間違っていますか?

もうひとつはBScを取得するべきかどうかなのです。
現在ちょうどIntercalated BSc(海外留学生にはOptional)についてのApplicationの時期なのですが、これはやはりするべきなのでしょうか?イギリスでもし就職する場合はやはり重要なモノだと聞いたのですが、やはりPhDまでとっていらっしゃる先生に意見を求めています。

もし、日本で医者として仕事をする場合日本で医師免許を取得する必要があると聞いたのですが、コレはイギリスのMBBSで受験することができるのでしょうか?

いくつもの質問本当に申し訳ありません。
本来ならコレぐらい自分で調べるべきなのでしょうけど、やはり少し分からない部分があるので・・・

このサイトの書き込みが1年以上前に止まっているので、まだいらっしゃるか知らないのですが、是非まだ開かれていることを願っています。

お忙しい中目を通していただければと思います。

投稿者 タカヒロさん : 2010年01月17日 10:51

横から大変失礼致します、にのちか先生。

他人様のブログのコミュニケーションの場で、大変失礼かとは存じましたが、タカヒロさんのご質問の幾つかに私の経験からお応えできることがあるのではないかと思い、書き込みさせていただきます。

私はイギリスの某大学医学部を昨年卒業し、現在イギリスで研修医1年目をしております新米医師です。
にのちか先生と同じく、イギリスでPhDを取得しております。

1:まずFY1,FY2をイギリスでしなければいけないのかというご質問ですが、これは研修医として採用された(または採用されることを希望する)自分のDeanryのfoundation programme担当者に確認されることをおすすめします。

foundation programmeの仕組みはご存知ですか?
(http://www.foundationprogramme.nhs.uk/pages/home)
イギリスでFY1,FY2になるには、まず、イギリス全国に20ほどあるDeanryのどれかに採用されなければなりません。
困難なことに、FY1,FY2の研修内容は各Deanryによって違いますので、自分の希望するDeanryがイギリス国外での研修医経験をイギリスでのFY1,FY2と同等の経験として認定すれば、そのままイギリスのspecialist trainingに応募することが出来るでしょう。
残念ながら、イギリスの医学部を卒業後、FY1,FY2の研修を丸々イギリス国外で行って、その後直接イギリスでspecialist trainingに応募することが出来るのかどうかは分かりません。

2:Intercalated degreeについて
MB ChB以外にdegreeがあれば、foundation programmeに応募の際エクストラポイントがもらえますので、医学部在学中に他の学位を取るのはおすすめです。
修士(MA, MSc., PhD)以上なら更に高いポイントがもらえます。もちろん自分の知識も高まる上、リサーチの経験ありと思ってもらえますので、得することが多いと思います。
また上級学年になると、リサーチを課題に出される医学部も多くなっています。Intercalated degree中に培ったリサーチ手法は、この課題の他、将来医師として働いていくにも役立つでしょう。

上の方で、イギリスで医者の仕事を得ることの難しさを皆さん論じていらっしゃいますがvisaの壁は本当に高いです。
先日British Medical Journalで、今後外国籍のイギリスで働く研修医(永住ビザなし)がspecialist trainingに応募するには、最低修士号以上を持っていることという条件を付けるというようなことが論じられていました。
ですので、出来れば4年から5年の間にマスターのIntercalated degreeを取っておくのが良いのではないかと、私個人は思います。
もちろんタカヒロさんにビザの問題が無い、また、将来的にイギリスで専門医になる予定がなければ、ご自身の興味のある分野のBSc.でも十分だと思います。

私自身は医学部在学中にIntercalated degreeは取っていませんが、年齢的、金銭的に余裕があればやってみたかったなと思っています。

3:イギリスのMBBSで日本の国試に受験できるかというご質問ですが、厚生労働省にお問い合わせになるのが一番かと思います。
ちなみに以下のようなサイトを見つけましたので、参考になるのではないかと思います。
ハンガリー国立大学の医学部が日本人留学生向けに開いているサイトですが、日本の医師免許について詳しく書かれています。
http://www.hungarymedical.org/guide/license.html

以上簡単ですが、少しでもご参考になれば幸いです。

最後になりますが、イギリスで日本人研修医の仲間を見つけた!と思ったら、にのちか先生がすでに日本にご帰国されていると書き込まれていて残念でなりません。
おりしも、現在整形外科のハウスオフィサーを勤めています。。。
先生の今後の益々のご活躍を心よりお祈りしています。

投稿者 ユミさん : 2010年01月21日 06:06

ユミさん、お忙しい中お返事本当にありがとうございます。
非常に参考になりました。
おかげで色々と悩みも解消され、まっすぐ進んでいけそうです。

心よりお礼申し上げます。

ユミさんもまたお体ご自愛ください。

投稿者 タカヒロさん : 2010年01月24日 07:54

仁野千香先生へ
モートン病に関する情報を得ようとするとまず先生のサイトに行き当たります。日本ではまだ手術を受けた患者さんの術後の経過とか詳しい事は多く載っていないのが現状です。アメリカの患者さんのサイトを見るとネガティブなコメントがほとんどです。そうこういう私も最初は腱鞘炎と言われ腱鞘を切る手術を受けました。しかし結果モートン病と後からわかり、関係ないところを切られてしまったようです。まだまだモートン病を知る整形外科のお医者様が日本ではすくないようです。その後モートン病に対する手術を受けましたが、もう半年以上たっても、むしろ痛い範囲が広がったって痛みが軽減するどころか反対です。アメリカの人のネガティブだったコメントとダブりました。残る人生ずっとこの足の痛みを抱えながら行動するなんて悲しくなります。
東京在住です。モートン病にお詳しい先生を都内でご紹介頂けないでしょうか?そう思って探している患者さんはとても多いと思います。どうかよろしくお願い致します。

投稿者 千秋 ストーリーさん : 2012年02月03日 11:20

イギリスで麻酔科医として働くにはどのようにすればよろしいでしょうか?
資格として、MBBS ,日本国家試験合格、麻酔標榜医、5年目になります。
はじめからPLABを受験しなければいけないのでしょうか?

投稿者 masuiさん : 2012年04月15日 17:34

場合に備えても、eBay のあら探しする本当にする必要があります考慮専門店。これらのハンドバッグは、一般的に 100 ドル以上の小売価格とコストとして少し$11。この方法必要があります、の範囲の優先順位。

投稿者 ヴィトン バッグ 買取さん : 2013年12月01日 13:29

ただし、クロス袋または hobosだろう学校に後輩の最高のハンドバッグ。この信条が存在しない場合、しだ、死んでプレゼント。クリスチャン ・ ディオール バッグや財布にも残りますに係るまで高級アイテム瞬間。

投稿者 バーバリー 財布 小銭さん : 2013年12月02日 03:16



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