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[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリア政府は8日、ターンブル首相が来週、中国を訪問する、と発表した。訪中には経済界から1000人以上の代表団が同行する予定。自由貿易協定(FTA)発効を受けて、一段の関係強化を目指す。
発表によると、ターンブル首相は北京で、習近平国家主席、李克強首相と会談する。南シナ海が議題になるのかどうかには触れていない。
南シナ海などへの海洋進出を進める中国の動きに対しては、中国の近隣国のほか西側諸国の間でも警戒感が強まっており、ターンブル首相も先月、南シナ海における中国の軍事的な動きについて批判している。
オーストラリア首相府は声明で「中豪FTAの発効を受けて、両国間の通商およびその関係において、一段の機会が生まれた」と指摘。「中国が消費、サービス経済に移行する中、オーストラリアの企業は中国で新たな市場、新たなチャンスを見出している」との見方を示した。