「同じ北朝鮮の食堂から従業員１３人が集団亡命」 韓国政府が発表

　韓国政府は、海外の飲食店で働く北朝鮮籍の従業員１３人が集団で脱走し、韓国に亡命したと発表しました。

　「同じ食堂で働く従業員が、一度に脱北して入国したのは初めてです」（韓国統一部の会見）

　政府関係者などによりますと、従業員の男女１３人が、東南アジアから７日に亡命し、「北朝鮮政府の言っていることが事実でないと気付いた」などと話しているということです。

　韓国政府は先月、独自制裁の一環として、北朝鮮が外貨稼ぎのために運営する海外の飲食店を利用しないよう国民に勧告。「経営難に陥る店も増えている」とした上で、「海外の飲食店に勤める中産階級以上の人たちまで脱北を決意した」と、制裁の効果を強調しています。（08日18:04）