良い方向に向かっている分野は? 内閣府調査

良い方向に向かっている分野は? 内閣府調査
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内閣府が行った世論調査によりますと、現在の日本で良い方向に向かっている分野は「医療・福祉」と「科学技術」がともに29%だったほか、外交は13%で、同じ質問を始めた平成10年以降で最も多くなりました。
内閣府は、ことし1月から2月にかけて全国の20歳以上の1万人を対象に「社会意識に関する世論調査」を行い、59%にあたる5877人から回答を得ました。
それによりますと、現在の社会に全体として「満足している」、「やや満足している」と答えた人は合わせて62%で、去年よりも3ポイント増え、同じ質問を始めた平成21年以降で、最も多くなりました。
また、現在の日本の状況について、良い方向に向かっていると思う分野を複数回答で聞いたところ、医療・福祉と、科学技術がともに29%、治安が20%、防災が19%などとなりました。
また、外交と答えた人は13%で、同じ質問を始めた平成10年以降で最も多くなる一方、景気と答えた人は7%で、もっとも高かった2年前の22%の3分1にとどまりました。
内閣府の担当者は、「日中韓3か国の首脳会談が3年半ぶりに開催されるなど、東アジアとの関係改善を感じる人が増えた一方、景気に停滞傾向を感じている人が多くなっているのではないか」と話しています。