【中日】荒木、2000試合出場達成!プロ野球49人目
2016年4月9日16時44分 スポーツ報知
◆中日―巨人(9日・ナゴヤドーム)
中日の荒木雅博内野手(38)が先発出場し、通算2000試合出場を達成した。プロ野球49人目。初出場は1997年5月31日のヤクルト9回戦(千葉マリン)だった。5回終了後に花束を受け取り、高々と掲げて歓声に応えた。
常々「ようこんなに長くやったよ。生まれ変わっても絶対に野球はやらんと思う」と冗談めかして話していた21年目のベテラン。初回1死、四球で出塁すると、続く高橋の左飛の間にタッチアップで二塁を陥れた。また5回の守備では、先頭・村田のゴロを逆シングルでさばくと、遊撃・堂上にグラブトスし、堂上が一塁へ転送。かつて現巨人・井端内野守備走塁コーチとのコンビで披露した“アライバ・サーカス”さながらのプレーは惜しくもセーフ(記録は内野安打)となったが、スピードと技術は健在だ。
昨季は15年ぶりに出場試合数が100を割り込む97試合にとどまり、2200万円減の年俸8800万円でサインした。2006年に大台に乗せて以来、10年間守ってきた1億円プレーヤーの座から陥落。「肩の荷が下りた。試合に出たり出なかったりで1億もらってることに、引け目を感じていた」。そう言いながらも「(引退した)谷繁監督も和田さんも、僕の年にはバリバリやっていた。自分もできると思ってガツガツやっていきたい」とレギュラー奪回を宣言。2日のヤクルト戦(神宮)以降は「2番・二塁」でスタメンを張り続けている。
試合前の段階で通算安打は1898で悲願の2000安打達成を視界にとらえている。同様に通算盗塁数も362で、高木守道前監督(74)の持つ球団記録の369までわずか。「どっちもパッパッと達成しますよ」と今季中のトリプル達成へ強い意気込みを示している。