辛辣くらたま、D案絶望的ダサさ「消去法でC案」東京五輪エンブレム最終候補
2016年4月9日6時0分 スポーツ報知
2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は8日、白紙撤回になった大会公式エンブレムの再選考で、最終候補4作品を公開した。17日までインターネットなどで国民の意見を募り、25日の最終審査で決定する。
最終候補作品を見た漫画家の倉田真由美さん(44)は「今回は絶対に失敗できないということがあったのでしょうが、『無難なところで来たな』という印象。全体として、地味ですね」と感想を語った。
4点の中で倉田さんは「消去法ですが…」と前置きした上で、C案を選択。「人間が躍動している感じで、一番オリンピックらしい」。風神・雷神がイメージされていることに「言われてみて『あ~、なるほど』と思いましたし、一度言われると、そうとしか見えなくなる」としたが、「あくまでもそれは“日本人限定”。外国人には関係ないでしょう」とした。
ちなみに、倉田さんの母が推したのはB案だったという。「デザインとしては私もいいと思いますが、『どんなエンブレム?』と聞かれた時に説明できない。(五輪デザインの丸い形状は)指輪ですかね? ペラペラの人間がグルグル回っている感じ」。B案には日本らしさがないことも指摘した。
市松模様が特徴的なA案は「パッと見で地味。よく見ると扇のようですが、何か間違い探しをしているようなデザイン」。D案については「朝顔というのはすぐに分かるし、女性は好きかもしれませんが、私には絶望的にダサい」と厳しい評価を下した。