西川貴教(左)と高橋みなみ【拡大】
高橋と僕は、どちらも根が人見知り。人との妙な空気がつらくならないよう、自分から距離を縮めるタイプです。「熱愛」と言われたりもしますが、それを通り越して家族みたい。一昨年12月の卒業発表から、少女が女性になっていくように感じました。
僕は20年前に25歳でデビューしましたが、同年齢の高橋のほうが多感なころからすごい景色を見ているし、経験値やポテンシャルは高い。卒業後、歌手として革命を起こすにはAKBではない自分の歌声をみつけること。プレゼン能力は高いので、歌詞に反映させて等身大の言葉で伝えてほしい。望むならば一緒にCDを出したい。
そして、向かい風には突き進んでいくことも大事ですが、時には流されてみることも必要。たまには人から見た自分を受け入れてみると、気づくこともあるでしょう。
僕はアーティストとしての「T.M.Revolution」と、それ以外の活動での「西川貴教」の違いがデビュー10年ほどではっきりしてきた。今後AKBの自分と本来の自分との間でもがくかもしれないけど、焦らずにいれば結果は伴ってくると思います。(歌手)