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社会人としての考えを創る就職活動

社会人としての考えを創る活動が就職活動、そのために今すべきこと

「わかった」「わからない」これがわかれば成長につながる

心構え
「モチベーションってわかる?」学生にこのように聞くと大抵の場合「はい」と言う返事が返ってきます。「では、モチベーションを説明して」と言うと「…なんとなくわかるんですけど…説明と言われると…」と返ってくる場合があります。

この場合、モチベーションを定義できてないですから、どのように考えればモチベーションを持つことができるのか考え、行動に移すことは難しいです。なんとなくわかっているつもりになっていて、実際には理解していないことってよくあります。

そうなんです。人って「わかったつもり」になることが多々あるんです。私もよくわかったつもりになって、実は理解していなかったなどと言うことがあります。そうならないために、次のことを心がけています。まずはその事項の意味を説明できるかと考えます。さらにその説明の中に、意味を説明できない言葉はないか探します。「全て説明できる状態」これがわかっている状態だと考えます。

もう少し平たく言うと「教えることができる状態」です。レクチャーすることはもちろんのこと、何か質問されてもそれに対応できる。この状態が「わかっている」です。

そのように考えると、世の中には分かっていないことだらけです。それを一つひとつわかっていく努力をすれば、知識は着実に格段に増えていきます。また、自分がどこをわかっていてどこをわかっていないのかわかります。そのため、勉強や研究ががはかどります。

技能・技術さらには人間性これら全てのスキル向上に有効です。「こいつは伸びる」「頭が良い」と感じさせてくれる学生がいるのですが、彼ら彼女らの共通する特徴は「何がわかっていないかわかる」「わかっていないものに対する探究心がある」です。

「わかった」「わからない」これがわかれば成績が上がる。さらには人間的にも成長できると私は考えています。

わかるために、言葉を定義して説明できる状態にする。やってみると結構楽しいですよ。