田幸香純
2016年4月9日07時25分
亀田製菓は7日、米菓子「亀田の柿の種」の高級版「TANEBITS(タネビッツ)」を、阪急百貨店うめだ本店で20日から販売すると発表した。お菓子の高級版を手がけてきた阪急にとって五つ目の商品で、話題性を売りに新たな集客につなげたい考えだ。
「TANEBITS」は従来の柿の種に一手間かけることで高級感を出した。味は5種類あり、「から揚げ」は下味をつけて揚げた後に塩を振り、「天ぷら」は薄い衣で揚げてわさび塩で味付けした。ほかに、桜の木で薫製したものや、たまりしょうゆや焦がししょうゆで味付けしたものがある。「柿の種そのもので勝負したい」(担当者)と、ピーナツは入っていない。
1箱60グラム(15グラム×4袋入り)で、税込み540円。従来品の約7倍の価格になるという。1日あたり各味500箱、計約2500箱の限定販売となる。
阪急うめだ店には江崎グリコの高級ポッキー「バトンドール」やカルビー高級ポテトチップス「グランカルビー」を販売する店もあり人気が高い。阪急の担当者は「誰もが知っているお菓子のプレミアム化で、関西以外からもお客さんが来るようになっている」と話す。(田幸香純)
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