逮捕の男 同じホテルの去年の事件も認める供述

ことし1月、長野県の志賀高原にあるホテルで、高校生およそ170人の財布などを盗んだとして、このホテルの元アルバイトの男が逮捕された事件で、男は去年8月に同じホテルで学習塾の生徒およそ340人の財布などが盗まれた事件についても、「自分がやった」と話していることが警察への取材で分かりました。
長野県山ノ内町の建設作業員、高山憲一容疑者(47)はことし1月、数年前までアルバイトをしていた志賀高原のホテルサニー志賀で、スキー合宿に来ていた川崎市の高校生およそ170人分の財布などの貴重品490点余りと現金合わせて101万円を、保管されていたフロントから盗んだとして、7日に窃盗などの疑いで逮捕されました。
警察によりますと、このホテルでは去年8月にも、東京の学習塾の合宿で訪れていた中学生およそ340人の財布やスマートフォンなどが盗まれる事件があり、警察が関連を調べていましたが、高山容疑者がこの事件についても「自分がやった」と話していることが警察への取材で分かりました。
また、高山容疑者の自宅からは、学習塾の中学生のものとみられる財布など数点が見つかっているということで、警察は持ち主の確認を進めるとともに、高山容疑者が以前勤めていたホテルを狙って、盗みを繰り返していたとみて調べています。