中国で切手ブーム 経済発展で変化も
k10010472941_201604090735_201604090743.mp4
切手集めが今も根強い人気の中国では、経済発展に伴い、近年、切手の価格が高騰していて、切手ブームに変化が起きています。
中国では、改革開放を受けて1980年ごろから切手集めが徐々にはやり始め、今では世界で最も多い2000万人とも言われる愛好家がいます。
首都北京にはおよそ1000の店が並ぶ中国最大の切手市場があり、パンダやシルクロードなど中国の特色を描いた切手のほか、かつて猛威をふるった新型肺炎、SARSの終息を記念した珍しい切手まで販売されています。
20年以上切手を集めている天津市の邵鈞さん(31)は「切手は色鮮やかだし、切手に込められた物語を知るのも楽しい」とその魅力を語ります。
しかし、切手が近年、投資の対象として人気を集め、価格が高騰していて、よい切手が手に入りにくくなっているのが悩みの種だと指摘します。
象徴的なのが、1968年の文化大革命のときに印刷され、現在、市場で僅か8枚しか確認されていないという切手で、4年前のオークションでは730万人民元余り(日本円で1億2000万円)を上回る値がつきました。
また、1980年にえとの切手として初めて発行された、「赤猿」と言われる切手は、発行枚数が少なかったことから、額面は日本円で1円余りですが、20万円ほどで取り引きされています。
こうしたなか、一部の愛好家の間で人気なのが、中国の切手「赤猿」をまねて、北朝鮮が2013年に発行した切手で、愛好家の1人は「模造品でも1枚20円ほどと安く買えるのでうれしい」と話し、切手を80枚買い求めていました。
また、愛好家の邵さんが最近よく通うのは、中国の切手に比べて価格が安い、旧ソビエトの切手を販売する店で、中国の切手の価格が上昇するなか、外国の切手も人気を集めつつあります。
首都北京にはおよそ1000の店が並ぶ中国最大の切手市場があり、パンダやシルクロードなど中国の特色を描いた切手のほか、かつて猛威をふるった新型肺炎、SARSの終息を記念した珍しい切手まで販売されています。
20年以上切手を集めている天津市の邵鈞さん(31)は「切手は色鮮やかだし、切手に込められた物語を知るのも楽しい」とその魅力を語ります。
しかし、切手が近年、投資の対象として人気を集め、価格が高騰していて、よい切手が手に入りにくくなっているのが悩みの種だと指摘します。
象徴的なのが、1968年の文化大革命のときに印刷され、現在、市場で僅か8枚しか確認されていないという切手で、4年前のオークションでは730万人民元余り(日本円で1億2000万円)を上回る値がつきました。
また、1980年にえとの切手として初めて発行された、「赤猿」と言われる切手は、発行枚数が少なかったことから、額面は日本円で1円余りですが、20万円ほどで取り引きされています。
こうしたなか、一部の愛好家の間で人気なのが、中国の切手「赤猿」をまねて、北朝鮮が2013年に発行した切手で、愛好家の1人は「模造品でも1枚20円ほどと安く買えるのでうれしい」と話し、切手を80枚買い求めていました。
また、愛好家の邵さんが最近よく通うのは、中国の切手に比べて価格が安い、旧ソビエトの切手を販売する店で、中国の切手の価格が上昇するなか、外国の切手も人気を集めつつあります。