【楽天】快投の則本、チームに感謝「打ってくれて僕に勝ちがついた」
2016年4月8日22時19分  スポーツ報知
◆楽天5―3日本ハム(8日・コボスタ宮城)
楽天の則本昂大投手(25)が8日、日本ハム戦に先発し、8回を6安打2失点136球で11奪三振の力投をみせた。開幕投手を務めたソフトバンク戦から3連勝かつ3試合連続2ケタ奪三振を達成。9回は守護神の松井裕が、先頭のレアードに3号ソロを被弾するも1失点でしのぎ3セーブ目を挙げ、チームの連勝を3に伸ばした。
則本は、前半は自分の投球が出来ず、点を取ってもらってもすぐに追いつかれる苦しいピッチングだった。「粘っていれば勝てると信じてやった結果。チームが勝ったので良かった」と試合を振り返った。
5回からは調子も戻り4イニング連続で三者凡退。与田コーチの「いかに粘るかが大事」という言葉に、自分なりにどこを変えれば良いかが試合中盤から分かるようになったと分析。好投に打線も応え、6回に3点を加点。「与田コーチの言葉通り、粘って投げた結果、ウィーラーが打ってくれて助かりました」と打線に感謝した。
8回のマウンドに向かう前には、与田コーチと長く話し込む場面があったが、「中継ぎに託してもよかったが、まあちょっと。そうゆうことです」と、記録達成にこだわった内情を照れながら明かした。
プロ野球史上初めてという、開幕3連勝かつ3試合連続2ケタ奪三振の快挙達成には「打線が打ってくれて、僕に勝ちがついたのでこの記録があります、感謝しています」とチームとファンに感謝。「きょうの様なピッチングが無いよう。僕がチームを勝利に導けるピッチングを見せたい」と次戦へ向け力強く宣言した。