遠藤五輪相「怒りを感じる」バド桃田らの違法カジノ賭博問題で

2016年4月8日10時31分  スポーツ報知
  • 遠藤五輪相

 バドミントン男子シングルスでリオデジャネイロ五輪の金メダル候補だった桃田賢斗(21)と、12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)=ともにNTT東日本=が都内の違法カジノで賭博行為を行っていたことが判明した問題に関して8日、遠藤利明五輪相(66)が閣議後の会見で言及した。

 遠藤五輪相は「報道は承知しておりますが、事実関係についてはスポーツ庁の長官から報告があると思うので…」と慎重な姿勢を見せながらも「多くの期待が集まる中での不正行為。怒りを感じます」と厳しい言葉を投げかけた。特に、桃田はリオ五輪での活躍が期待されていただけに「スポーツは多くの国民、特に子供たちに夢と希望を与えるもの。選手の努力の結果、成果を得て感動を与え、共鳴するものだが、それを裏切ったのは言語道断だ」とした。

 7日には日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事(62)が“涙の謝罪”を行ったが、遠藤五輪相は「まずは選手個人の問題だとは思うが、子供の頃からスポーツに打ち込んできた中で、社会的教育がされて来なかったということがあるかもしれない。社会人としての教育をしないといけない」。二度と選手たちが反社会的行為に足を踏み入れないよう、各団体でも対策を講じていく必要があると述べた。

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