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「よくやった」惜しみない拍手 五輪逃した北島に

男子200メートル平泳ぎ決勝、5位に終わり声援に応えながらプールサイドを後にする北島康介=東京辰巳国際水泳場で2016年4月8日、梅村直承撮影

 スタンドからは「よくやった」と惜しみない拍手が送られた。200メートル平泳ぎ決勝に北島康介選手(33)=日本コカ・コーラ=が登場すると場内は大きな歓声に包まれた。後半の100メートルでは「いけー」「こーすけー」と応援が一段と大きくなった。リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権第5日は8日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル平泳ぎ決勝で北島選手が5位に終わり、5大会連続となる五輪出場を逃した。

     レース後、北島選手は第一線から退くことを宣言した。15年間応援を続けてきたという山口由紀子さん(43)=埼玉県三郷市=は「北島選手の言葉や姿勢にパワーをもらった。まだまだ続けられるのではと思っていたのに……」と残念がった。北島選手に憧れていたという中学2年の伊藤智裕さん(13)=東京都小金井市=は「33歳で若い選手に負けずにやっているところがすごいと思っていた。東京五輪も目指してほしかった」と話した。

     北島選手と親交があり応援に駆けつけた五輪金メダリストの元柔道選手、野村忠宏さん(41)は「積極的に攻めていた。よく頑張ったなと思う。自分もそうだったが、ここまでやってきたら、いつ終わっても仕方がない。もう一度、五輪の舞台で応援したかったが、かなわないのも勝負の世界。お疲れ様と言いたい」と語った。【村上正】

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