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【ゴルフ】

松山、悲願のメジャー制覇へ 2番でバーディー

2016年4月8日 紙面から

第1ラウンド、1番でティーオフする松山英樹=オーガスタ・ナショナルGCで(共同)

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◇マスターズ<第1日>

 ▽7日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)▽快晴、中風▽参加89人(うちアマ6人)=男子メジャー第1戦

 【オーガスタ(米ジョージア州)松岡祐司】ゴルフの祭典は7日、当地で開幕した。日本人でただ一人出場の松山英樹(24)=レクサス=は、ビジェイ・シン(フィジー)、クリス・カーク(米国)とともにスタート。1番はボギーだったが、2番のロングで第3打をピタリとつけ、バーディーですぐに取り返した。前日の公式練習では「グリーンが速くて硬い」と、出場した過去4大会と比べて最もスピードがあると指摘。日本人史上初のメジャー制覇のカギは、パットになりそうだ。

 初日のオーガスタは未明まで雨が降ったが、松山がスタートした午前11時21分時点では青空となった。5度目のマスターズとなった松山は、紺色のセーターに白いパンツ姿で登場した。

 第2打地点から緩やかに打ち上げとなる1番パー4はボギースタート。2打目でグリーンをとらえられず、3打目も寄せ切れなかった。松山はグリーンが波打つように複雑な起伏があるこのホールが得意ではない。過去に出場した大会でも第1打のドライバーショットを右バンカーに入れ、その後寄せ切れずに苦戦することが多かった。

 しかし、対照的にティーグラウンドからグリーンまで打ち下ろしとなる左ドッグレッグの2番パー5では、3打目のバンカーショットをOKの位置まで寄せ、すぐにイーブンに戻した。嫌なムードをすぐに払拭(ふっしょく)し、ボールを拾い上げてギャラリーにこたえた顔にも、ほっとした笑顔が浮かんだ。続く短い3番パー4は、フェアウエーからピン右10メートルに乗せ、パーで通過した。

 午後から夕方にかけて、強い風になると見られている。有力選手は松山以降の組が多く、初日からスコアが荒れる可能性も大きい。優勝候補の一人で人気抜群のリッキー・ファウラー(米国)はいきなりダブルボギーを打ち、2番と3番のバーディーで取り返すなど、スコアの出入りが激しくなっている。

 

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