ライフハッカー編集部 - GIZMODO,ニュース・コラム,メディアジーンサイト,社会 07:00 AM
グーグルがつくるかもしれない新しい街
ギズモード・ジャパンより転載:それってどんな未来都市なのでしょう。
グーグルの親会社であるAlphabet社傘下のSidewalk Lab社が「アメリカにゼロから都市をつくるプロジェクト」を率いているようです。でも、現時点では都市のサイズや実現可能性についてもわからないし、「インターネットから構築していく」らしいし、噂というか推測なのですが。
Sidewalk LabsのCEOのDan Doctoroff氏は、The Informationという米メディアが先日開催した「New York Summit」カンファレンスで、この都市プロジェクトの存在について示唆しました。本当に同社が「実際に人が住めて働ける都市」を構築するかどうかの明言はありませんでしたが、ウォルト・ディズニーが1960年半ばに描き実現しなかった理想の実験未来都市「EPCOT」に似たようなヒントを感じます。The Informationではこのように伝えています。
ゼロから都市を作るということは、企業が、自治体やソーシャルポリシー、そしてデータドリブンの都市経営を考えなおすのに良い機会だろう。「都市をインターネットから構築するということは、実に有力だ」と、米Bloombergの元CEOで、ニューヨーク市の副市長を務め、現在Sidewalk LabsのCEOであるDan Doctoroff氏は述べた。
「現存する都市は困難だ。既得権益、政治、物理的な空間を持つ人々がすでにいる。...しかし、テクノロジーは絶対に止めることはできない」
「もし新しい場所がつくれるなら、それらの問題を実験するラボにもなるだろう」
新しい都市を作ることで、プライバシー問題やサイバーセキュリティに対する試験的なソリューションを試すこともできるだろうとも付け加えている。
「しかし、テクノロジーは絶対に止めることはできない」。このセリフ、安全な都市計画のコンセプトというよりは、未来からきた悪役による脅しのようにも聞こえますが、実際にプロジェクトの全容が明らかになってから、判断したいと思います。
Sidewalk Labsは、2015年6月にAlphabetの子会社として、都市での生活の諸問題を解決するソリューションの開発・提供を目的として設立されました。この新しい都市のプロジェクトは、現在米国運輸省と進めている、交通分析インフラを見直す「Flow」プロジェクトとは異なるものでしょう。
アメリカは、伝統的に「新しい街」のムーブメントが活発な国です。現存する都市を改善していくよりも、まったく新しい都市をゼロからつくるほうが、現代的な都市問題の解決への早道でしょう。未来都市「Alphabet City」がどれだけ本気で取り組まれているのかはまったくの未知数だけど、当然、実現したほうが未来は面白い!
source:The Information
Matt Novak - Gizmodo PALEOFUTURE[原文]
(mayumine)
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