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6人全員発見、心肺停止 中谷氏「空自機は墜落」 多数の機体破片

破片が散らばる山の斜面
墜落した空自機のものとみられる破片が散らばる山の斜面。下は現場上空を飛ぶ航空自衛隊のヘリコプター=8日午前10時24分、鹿児島県鹿屋市(共同通信社ヘリから)
Photo By 共同 

 航空自衛隊飛行点検隊(埼玉県・入間基地)所属の6人乗りのU125飛行点検機が消息を絶った事故で8日午前、鹿児島県鹿屋市と垂水市にまたがる高隈山の御岳周辺で新たに心肺停止状態の2人が見つかった。搭乗していた隊員とみられる6人全員が発見された。中谷元・防衛相らが明らかにした。

 海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)の北約10キロ付近、御岳山頂の東約600メートルで墜落した機体とみられる破片が、約200〜300メートルの範囲にわたって多数散らばっているのを自衛隊機が確認した。中谷氏は「空自機は墜落したと判断した」と述べた。

 防衛省航空幕僚監部によると、破片を確認したのは午前6時半ごろで、一部にはU125と同じ白と赤の塗装が施されているものが含まれていた。

 自衛隊や鹿児島県警は8日早朝、不明の隊員2人の捜索を再開。御岳山頂の東約500メートル付近で見つけた。この2人と、7日に心肺停止状態で見つかった4人をヘリコプターで鹿屋基地に搬送する作業も始めた。

 4人は御岳山頂の東約500メートル付近、半径50メートル以内の範囲で見つかっており、自衛隊は8日、約410人態勢でその周辺を中心に捜索。空自の航空事故調査委員会の調査官約20人も現場に向かった。

 U125には、フライトレコーダー(飛行記録装置)と、ボイスレコーダー(音声記録装置)が設置されており、調査官らは事故原因究明のため、回収を急いでいる。

 U125は6日午後2時35分ごろ、御岳周辺でレーダーから消えた。当時、鹿屋基地内にある戦術航法装置(TACAN)から電波が正常に発信されているか点検中だった。

[ 2016年4月8日 11:47 ]

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