過小評価されているベン・アフレック出演の映画5選
侮ってた!?
ベン・アフレックといえば、印象的なあご、マット・デイモンの親友、女性に翻弄されやすい気の良い男、やや癖のある俳優、アカデミー賞監督……といったイメージがあるのではないでしょうか?
そういったイメージを抱いていた方は、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の冒頭シーンでの惚れ惚れするほどかっこ良く、強そうな姿に少し驚いたかもしれません。同時にベン・アフレックの魅力をもっと知りたいと思ったはず。
そこで今回はMoviefoneがピックアップした、ややマイナーだけど俳優ベン・アフレックの魅力が最大限楽しめる映画を5本ご紹介します。
「バッド・チューニング」(1993年)
70年代のテキサス版「アメリカン・グラフィティ」といった作品。
夏休み前の最終日から翌朝までの話を描いた群像劇で、「アメリカン~」が若きリチャード・ドレイファスとハリソン・フォードなら、「バッド・チューニング」には若きマシュー・マコノーヒー、ベン・アフレック、ミラ・ジョヴォヴィッチ、レニー・ゼルウィーガという今では考えられないような豪華俳優陣が出演しています。
当時は無名俳優ばかりの映画ということあり、ヒットは期待されませんでしたが、フタを開けると大ヒット。シネフィルで知られるクエンティン・タランティーノ監督がオールタイムベストに挙げた作品としても有名です。
「インディアナポリスの夏/青春の傷痕」(1997年)
全く異なるタイプの男2人が織りなす群像劇。
アメフトのスターだったものの朝鮮戦争で負傷したことをきっかけに、人生観ががらっと変わってしまった男をベン・アフレックが好演しています。彼の演技力を堪能できる作品です。
「マネー・ゲーム 株価大暴落」(2000年)
B級臭が漂うタイトルの本作ですが、証券会社が舞台の映画の中でも単純明快で、素直に楽しめる内容の作品。ベン・アフレックのパフォーマンスは「摩天楼を夢みて」のアレック・ボールドウィンをモデルとしているのがわかります。
「ハリウッドランド」(2006年)
自宅で死去したテレビドラマ「スーパーマン」の主演俳優、ジョージ・リーヴスの謎に迫るサスペンス映画。
「ジリ」と「デアデビル」で散々叩かれたベン・アフレックですが、本作で演じたリーヴス役でヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞。作品自体の評価はそれほど高くありませんが、ハリウッドのタブーと世界一有名なヒーローの苦悩を扱った本作でのアフレックの迫真の演技は一見の価値ありです。
「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)
2007年に公開された本作(日本では劇場未公開)は、ベン・アフレックにとって初の監督作品。多数の映画賞を受賞し、アフレックの才能を一般に認知させた映画です。
アフレックはカメラの向こう側にまわり、弟のケイシー・アフレックが主役を演じています。「ザ・タウン」(2010年)、「アルゴ」(2012年)のような話題作ではありませんが、アフレックのアーティストな一面を楽しみたい方は見ておくべきでしょう。
source: Moviefone, YouTube1, 2, 3, 4, 5
(中川真知子)
- バッド・チューニング (字幕版)
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- ゴーン・ベイビー・ゴーン [Blu-ray]
- ワーナー・ホーム・ビデオ