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買春禁止法案が国会通過 フランス、客を処罰へ 仏の売春婦3万~4万人、うち8割が移民系か
フランス国民議会(下院)は6日、売春などの性的サービスを受けて対価を払った客を処罰する買春禁止法案を賛成多数で可決した。既に上院で可決されており、法案は国会を通過した。
買春者には1500ユーロ(約19万円)以下の罰金が科される。これまでも管理売春や売春あっせん行為などは、禁止されている。
法案は下院与党の左派、社会党が「性の商品化を防止するため」として2013年に提案したが、左右両派から「組織の地下潜伏を招く」「貧困に苦しむ女性への抑圧につながる」などとする反論も相次ぎ、両院で修正が加えられた。
AP通信によると、欧州ではスウェーデン、ノルウェー、アイスランドが同種の法律で買春を禁止している。
フランスのメディアによると、フランスでは3万~4万人の女性が売春に従事し、うち8割が移民系とされる。(共同)