矢口真里のカップヌードルCM放映中止にネット民が冷静な反応

本格復帰間近と報じられた矢口真里にとって復帰の足がかりとなったカップヌードルの新CM。だが日清はこのCMの放送を取りやめにすると自社のHPでお詫びとともに告知した。
超一流企業の日清と超有名人の矢口真里の組み合わせで話題性十分だったこのCM。ネットでもかなり話題にはなったがそのほとんどが彼女に対する猛烈な批判。この調子だと批判の矛先が日清に向かうのも時間の問題だった。
案の定ネット民も「放送中止は当然でしょ」と冷めた反応だ。
「人」「物」「企業」に関する炎上騒動は知名度を上げるきっかけとしては有効かもしれない。だがそんな手段で国民に知れ渡ってもずっとネガティブなイメージがつきまとうだけだ。お笑い芸人の狩野氏の相手としてマスコミに登場した加藤紗里の現在を見ればわかるだろう。
しかもカップヌードルのようなロングセラー街道を驀進している超人気商品においては今更商品の知名度を上げる必要はない。知名度に関しては現状維持でいいのだ。これ以上矢口さんを使ってもメリットよりダメージの方が大きい。ロングセラー商品のCMは毒にも薬にもならない無難なタレントと内容でいいのだ。冒険も挑戦も不要。「炎上商法」などなんの利益も生み出さない机上の空論だ。攻めるな!守れッ!
そして今回は日清のような有名企業が芸能界の事情よりも大衆の声を優先したという点に注目すべきだろう。
今まで大企業は芸能事務所と広告代理店の口車にのって国民に嫌われているタレントを人気者と勘違いしてCMに起用しすぎた。
だが今はネットがある。企業がツイッターやネット掲示板で不特定多数の国民の生の声をリアルタイムで知ることができる時代だ。そして消費者も企業のHPの問い合わせフォームやツイッターやフェイスブックの公式アカウントを利用すれば直接企業に意見を言える。もはやごまかしは効かない。
「国民の声」を偽造できる時代は昭和で終わったのだ。今も不倫騒動を起こして自粛している芸人がいる。国民の声を無視して彼らを無理やり復帰させたらどんな反応が起こるか。企業やテレビ各局は今回の日清CMの件を教訓として学ぶべきだろう。
中国に押されて傾き続ける日本企業。もうCMに無駄金を使っている場合ではない。