【西帰浦聯合ニュース】韓国と中国、日本による文化交流事業「東アジア文化都市」が7日、韓国・済州島の済州国際コンベンションセンターで開幕した。今年は済州島を行政区域に持つ済州道、中国の寧波市、日本の奈良市が文化都市に選ばれた。
開幕式には済州道の元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事をはじめ、各都市の代表や市民など約3000人が参加し、海女による公演(済州道)、伝統劇(寧波市)、太鼓踊り(奈良市)などを楽しんだ。また現代韓国の大衆文化を伝えるため、韓国の歌手イ・スンファンがミニコンサートを行った。
コンベンションセンター3階ロビーには、3都市が厳選した生活や文化に関する写真約100点が展示され、各都市の広報館に加え、2014年に東アジア文化都市に選ばれた光州市と2015年に選ばれた清州市の広報館も設置された。
韓中日3都市の代表団は来月から12月まで各地域で開かれる各種のイベントに参加する。高校生による写真交流展、大学生の書道交流も行われる。8月には済州島で3カ国文化相会合や芸術祭が開催される。閉幕式は12月にそれぞれの都市で行われる。
東アジア文化都市は3カ国が文化芸術による発展を目指す都市を選定し、現代の芸術文化や伝統文化などに関するイベントを実施するもの。相互理解を深め、東アジアの多様な文化の発信力の強化を図るため14年に始まった。寧波市では15~18日に開幕イベントが行われる予定で、奈良市では先月26日に開幕式が行われた。