2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会のエンブレム委員会(委員長・宮田亮平文化庁長官)は8日、大会の新エンブレムの最終候補の4作品を発表した。ホームページに公開して国民から意見を募り、月内の最終審査で決定する。
最終審査ではエンブレム委の委員21人の投票で過半数を得た作品を選び、組織委の理事会の承認を得て発表する。
昨年7月に発表された旧エンブレムは盗用疑惑を指摘され、同9月に白紙撤回。選考が閉鎖的だったとの批判から応募資格を緩和して同11月に公募を始め、1万4599点が集まった。
デザイン審査などを経て64点に絞られ、今年1月に最終候補の4点を選定。国内外で商標調査し、類似のデザインがあるなどの問題が確認されなかったため、今回の発表に至ったという。