2016年4月8日15時45分
違法カジノ店での賭博行為が明らかになったバドミントン日本代表の桃田賢斗選手(21)と、ロンドン五輪代表の田児賢一選手(26)について、所属先のNTT東日本が調査結果を発表した。
調査結果によると、田児選手は2014年10月~15年3月、東京都墨田区の違法カジノ店を月10回程度訪れた。その後、15年5月~16年1月には横浜市の違法カジノ店に月数回程度通い、賭博をしていた。桃田選手は田児選手の紹介で、墨田区の違法カジノ店を計6回程度訪れ、賭博をしていた。
2選手とも1回あたり数万円から数十万円程度賭けており、ともにトータルでは負けているという。掛けの回数と総額は、田児選手が60回程度で約1000万円。桃田選手は計6回程度で約50万円だった。また、同部の男子選手6人も同じく違法な賭博行為をしていた。女子選手については違法行為は認められなかった。
2選手と、調査を進めた同社の担当者らが、東京都内で記者会見を開いて謝罪。桃田選手は「育ててきてくれた方々、(中学、高校を過ごした)福島県の皆様、後援会を作ってくれた(故郷の)香川県の皆様を裏切り、すみませんでした」、田児選手は「自分の軽率な行動を深く反省しています。応援してくれた方を裏切ってしまった。全責任は自分にあります。申し訳ありませんでした」と話した。
また、田児選手が違法カジノに通い始めたきっかけについて、担当者は「14年9月のアジア大会で田児が負傷し、しばらく練習ができない日々が続く中、飲みに行った帰りに、通りで店員に勧誘された」と明らかにした。田児選手は後輩を違法カジノに誘ったことを「カジノ賭博に対しての認識がうすかった。遊び感覚で誘った」と説明した。
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