現在、ニューヨークを拠点に音楽活動を繰り広げる坂本龍一さん。かつてロンドンの街角で〈ニューバランス〉を目にしてから、長いものでかれこれ25年〈ニューバランス〉のスニーカーを履いて下さっているそうだ　。今年は4月に坂本さんが舵を取り開催されるイベント「commmons10 健康音楽」を開催。健康に気を使ってこそより良い生活が送れると、坂本さんならではのアイデアが、今の時代を生きる人々に気付きを与えようとしている。

“教授”というニックネームを持つ坂本さんは、他にはないアプローチでこれまで音楽家として第一線に立ち世界を魅了してきた。自身の中でキーワードとなる数字はなんだろうと考えた時に、龍一の”1（イチ）”が思い浮かんだそうだ。「人と競争をして、1番を取りたいわけではない。でも人の真似はしたくない、そういう意味では唯一の”1”でありたいと」（坂本龍一）。3歳の頃から奏でてきたピアノを通じて新しいメロディが生まれる時、他にはない調べをいつも探し求めている。ピアノのキーは88鍵。何百年前から88鍵しかない鍵盤から名作が生まれてきた。「新しいことなんかもう出てこないんじゃないか、そんな気分になることもある。それでも自分から出てくる”新しい響き”というのが生まれてくることがあるんです。そういう時は本当に嬉しくて、その喜びがあるからやり続けられるんですよ」（坂本龍一）。

何にも変えられない幸せを感じた瞬間、人は再び前進する。

坂本龍一さんはニューバランス ”Made in USA 990v4” を着用。