特集雑誌は完売、関連イベントは長蛇の列、放送日はSNSで盛り上がるなど、一大ブームを巻き起こしたテレビアニメ「おそ松さん」(テレビ東京系)が先月28日に最終回を迎えた。SNSでは放送終了を悲しむ声が続出し、「松ロス」なる言葉が広がった。
「おそ松さん」は、赤塚不二夫生誕80周年を記念して昨年10月に放送開始されたテレビアニメ。登場人物は原作「おそ松くん」と同じだが、舞台は現代、六つ子は成人し、しかもニートという設定だ。イヤミ、トト子、チビ太などのおなじみの面々もそろう。
毎話のストーリーは、バカバカしくてナンセンスという“赤塚イズム”を踏襲。深夜帯ならではのブラックユーモアも加わり、シュールな世界を展開した。原作と違うところは、没個性だった六つ子がそれぞれキャラ立ちしている点だ。
視聴率も絶好調で、同時間帯番組の通常の1・5〜2倍の数字を維持。最終回の平均視聴率は3.0%、占拠率は21.8%と、深夜枠としては非常に高い数字を記録した。
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