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(朝鮮日報日本語版) 韓国最大の成人向けサイト、海外サーバーを押収

朝鮮日報日本語版 4月8日(金)11時11分配信

 韓国最大のわいせつサイト「ソラネット」の、海外にあるメーンサーバーが初めて閉鎖された。

 ソウル地方警察庁は、オランダ警察との国際捜査共助により、同国にあったソラネットのメーンサーバーを、今月1日午前0時48分ごろ押収し、閉鎖の措置を講じたと7日発表した。

 警察はまた、サイトの広告主と運営者、サイトを通じて賭博をした会員など62人を書類送検した。

 ソラネットは、集団わいせつ行為、変態行為、性行為などの画像や動画を共有する、韓国最大のわいせつサイトとして知られ、共有されているわいせつ物はたびたび物議を醸してきた。

 これに対し警察は昨年3月、当時ソラネットのサーバーが置かれていた米国との国際捜査共助などによる本格的な捜査に着手し、11月には国会で、ソラネットのサーバーを探し出し閉鎖すると表明した。

 ソラネットの運営者が警察の捜査をかわすため、サーバーをオランダなど欧州に移したのを受け、警察はオランダやほかの欧州諸国との国際捜査共助を通じ、まずはファイルサーバーなど中心的な資料が収められているオランダのサーバーを押収した。押収されたサーバーの容量は120テラバイト(1テラバイト=1024ギガバイト)に達する。

 警察は、ソラネットの会員数が100万人を超えると推定され、広告の規模や広告主の数などを考慮すれば、運営者が得ている収益も100億ウォン(約9億3500万円)を超えるとみている。

 ソラネットは1999年、「ソラのガイド」という名前のサイトとして開設され、2003年にポータルサイトの「ソラネット」に改編された。サーバーを日本や米国に置き、運営者の名前が露出しないよう、「テリー・パク」「ケイ・ソン」などの偽名を使うなどの方法で、17年間にわたり捜査機関の追跡を逃れてきた。

 

最終更新:4月8日(金)11時11分

朝鮮日報日本語版

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